【台風・地震の後に最初にすること】家の安全確認・被害写真・片付け・保険連絡の順番

台風、大雨、地震などで住宅が被害を受けた可能性があるとき、最初に何をすればよいのでしょうか。
壊れた窓や倒れた家具を見ると、すぐに片付けたくなるかもしれません。

雨漏りや浸水がある場合は、できるだけ早く修理を頼みたいと考えるのも自然なことです。
しかし、災害後は片付けや修理を急ぐ前に、周囲の安全確認と被害状況の記録を行う必要があります。

片付け前の写真は、市区町村へ罹災証明書を申請するときや、損害保険を請求するときに役立つ場合があります。
また、台風と地震では、災害後に残る危険や、関係する保険の種類が異なります。

台風や暴風、洪水などによる被害は、契約内容に応じて火災保険の風災補償や水災補償の対象になる可能性があります。
一方で、地震、噴火、津波を原因とする損壊や火災などは、原則として火災保険ではなく地震保険で扱われます。

この記事では、災害後の安全確認、被害写真の撮り方、罹災証明書、保険会社への連絡、安全な片付け、電気やガスの確認までを順番に解説します。

私は柔道整復師として理感整骨院を運営しながら、出張整体トラストと暮らしサポートの活動を行っています。
暮らしサポートでは、草刈り、庭仕事、家具移動、お墓掃除、防災用品の設定などを行っています。

高齢者だけでは、倒れた家具や庭用品を安全に動かせないことがあります。
見た目には動かせそうな物でも、割れたガラス、くぎ、電線、傾いた塀などが周囲にあると、片付け中の事故につながります。

私自身も、残暑の時期に約6時間の停電を経験しました。
停電から復旧したときは、家電を一度にすべて動かすのではなく、周囲や家電の状態を確認してから一台ずつ使用を再開することが重要です。

災害後は、家や物よりも、自分と家族の命を守ることを最優先にしてください。

目次

第1章|災害が収まったように見えてもすぐ外へ出ない

災害後の最初の行動は、片付けではありません。

まずは、今いる場所と周囲が安全かを確認します。

台風後は吹き返しや増水に注意する

台風の中心が通過したように見えても、反対方向から強い吹き返しの風が吹くことがあります。
雨が弱くなった後も、河川の水位が上昇したり、土砂災害の危険度が高い状態が続いたりする場合があります。

川や用水路、海岸、崖の近くへ様子を見に行かないでください。
庭の物が飛ばされたり、雨どいが外れたりしていても、風が残っている間は屋外へ出ないようにします。

自治体、気象庁、河川管理者などの公式情報を確認し、安全が確認されてから行動してください。

地震後は余震と津波を優先する

大きな地震の後は、最初の揺れで弱くなった建物が、その後の揺れで倒壊する可能性があります。
地震調査研究推進本部も、大きな地震の後は余震による家屋の損壊などに注意が必要と説明しています。

海や大きな川の近くで強い揺れを感じた場合や、津波警報や避難指示が出ている場合は、自宅の確認より避難を優先してください。
貴重品や家の被害を確認するために戻ってはいけません。

津波警報などが解除されるまでは、安全な高台や指定された避難場所にとどまります。

公式情報を複数の方法で確認する

災害時は、SNS上に古い映像や別地域の情報が拡散される場合があります。

気象庁

自治体

消防

警察

電力会社

ガス会社

道路管理者

これらの公式情報を優先してください。
スマートフォンが使えない場合に備えて、防災ラジオや家族との連絡方法を平常時から確認しておくことも大切です。


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第2章|家に入る前に外から安全を確認する

避難先や屋外から自宅へ戻ったときは、すぐに中へ入らず、離れた安全な場所から建物の状態を確認します。

建物や塀の傾きを確認する

建物が以前と比べて傾いていないか確認します。
玄関や窓が大きくゆがんでいる場合は、建物全体が変形している可能性があります。

ブロック塀

石垣

門柱

物置

カーポート

これらが傾いている場合も近づかないでください。
一見立っているように見えても、余震や強風で倒れる可能性があります。

屋根や外壁の落下物に注意する

屋根瓦

外壁材

雨どい

アンテナ

看板

太陽光発電設備

これらが外れかけていないか、地上から確認します。
屋根の状態を確認するために、はしごや脚立へ上ってはいけません。

高所から落下する物がある場合は、建物の周囲へ近づかず、管理会社や専門業者へ相談してください。

ガス臭や焦げた臭いを確認する

ガス臭がする場合は、火をつけたり、電気のスイッチを操作したりしないでください。
換気扇や照明のスイッチでも、火花が発生する可能性があります。

安全な場所へ移動し、ガス会社や消防へ連絡します。
焦げた臭い、煙、異常な音がある場合も、無理に入室しないでください。

切れた電線へ近づかない

災害時は、電線が切れて地面へ落ちたり、木や車、フェンスへ接触したりすることがあります。
切れた電線だけでなく、電線が触れている物にも近づかないでください。

経済産業省も、切れたり垂れ下がったりした電線には、感電の危険があるため絶対に近づかないよう案内しています。
電力会社や消防へ連絡し、自分で動かそうとしないでください。

安全性に不安があれば入らない

建物の傾き

大きな亀裂

床の沈み

外壁や天井の落下

ガス臭

焦げた臭い

浸水した分電盤

このような異常がある場合は、建物へ入らないでください。
自治体、消防、管理会社、建築士、電気工事業者などへ相談します。

第3章|片付ける前に被害を写真と動画で残す

周囲と建物の安全を確認できたら、片付けや応急修理を始める前に被害状況を記録します。

政府広報は、被害を受けた住宅の外側をなるべく4方向から撮影し、室内は部屋全体と被害箇所の近くを撮影するよう案内しています。

家の外は全体と被害箇所を撮る

住宅全体を、可能な範囲で前後左右の4方向から撮影します。
建物が画面へ入るように、少し離れた位置から撮影します。

その後、壊れた屋根、外壁、窓、雨どい、物置、塀などを近くから撮影します。
ただし、落下物や倒壊の危険がある場所へ近づいてはいけません。

撮影できない場所は、危険を冒してまで記録する必要はありません。


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浸水した高さを記録する

浸水被害がある場合は、水や泥がどこまで達したか分かるように撮影します。

外壁や室内の壁へ残った水の跡。

家具や家電の水没位置。

床上まで水が入った状態。

泥やごみの堆積。

これらが分かる写真を残します。
メジャーや人物を一緒に写すと、高さや大きさを伝えやすくなります。

室内は部屋全体と近くの写真を撮る

最初に、入口付近から部屋全体を撮ります。
次に、壊れた壁、床、天井、窓、家具、家電などを近くから撮ります。

全体写真だけでは細かな損傷が分からず、近くの写真だけでは部屋のどこにある被害か分かりにくくなります。
両方を残すことが大切です。

住宅設備や家財も撮影する

システムキッチン

給湯器

洗面台

トイレ

エアコン

冷蔵庫

洗濯機

テレビ

家具

自転車

物置

庭用品

被害を受けた物は、処分や移動をする前に撮影します。
製品名や型番が確認できる場合は、銘板やラベルも撮っておくと整理しやすくなります。

日時と被害内容をメモする

写真だけでなく、次の内容も記録します。

災害が発生した日時。

被害を確認した日時。

部屋や場所。

被害を受けた物。

浸水や破損の状態。

応急処置を行った内容。

スマートフォンのメモや紙のノートへ残してください。
写真のデータは、クラウドや別の端末へ保存しておくと紛失対策になります。


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台風や地震の後に最初に行う順番を6段階で示した図解。
まずは余震、津波、吹き返し、増水がある場合は家の確認より避難を優先し、その後に家の外から屋根、外壁、窓、塀、電線、ガス臭を確認する流れを示している。
次に、片付け前に家の外や室内、浸水跡、壊れた物を写真や動画で記録し、自治体への罹災証明書の確認と保険会社への連絡は別の手続きであることを整理している。
さらに、切れた電線、浸水した分電盤、屋根、倒木、ガス設備など危険な場所には自分で触れず、最後に手袋、長袖、長ズボン、厚底の靴、保護眼鏡、マスクなどを用意して、安全を確認してから片付けることをまとめている。
下部には、危険な場所へ無理に入らない、写真を撮ってから片付ける、修理契約の前に保険会社へ確認するという大切なポイントも示されている。

家の外と室内の被害写真の撮り方をまとめた図解。
最初に、安全確認をして危険な場所へ入らず、片付け前に撮影することを示している。
家の外は、建物全体を4方向から撮影し、屋根、外壁、窓、雨どい、浸水した高さ、物置、塀、車、庭の被害も記録する流れを示している。
室内は、部屋全体を1枚撮影したうえで、壊れた場所の近くの写真、家具、家電、床、壁、天井、型番や被害の様子も残すことを示している。
あわせて、撮影日時、場所、被害内容、応急処置の有無をメモしておくことや、全体写真とアップ写真の両方を残すこと、危険な場所は無理に撮らないこと、写真が保険や罹災証明書の確認で役立つ場合があることもまとめている。

第4章|罹災証明書と保険申請は別の手続き

災害後は、罹災証明書と保険申請を同じものだと思ってしまうことがあります。

しかし、申請先と目的は異なります。

罹災証明書は市区町村が交付する

罹災証明書は、災害による住家の被害程度を市区町村が証明する書類です。
申請窓口、必要書類、申請期限、調査方法は、自治体や災害によって異なります。

自治体によってはオンライン申請ができる場合もあります。
自宅が被害を受けた場合は、居住する市区町村の公式サイトを確認してください。

住家被害認定調査が行われる場合がある

自治体は、国の基準などに基づき、住家の被害程度を調査します。
罹災証明書には、全壊、大規模半壊、中規模半壊、半壊、準半壊などの区分が記載される場合があります。

被害写真が調査の参考になることがありますが、写真だけで必ず希望する区分になるわけではありません。
罹災証明書の交付や調査の詳しい運用は、自治体ごとに確認してください。

保険金の請求は保険会社や共済へ行う

火災保険や地震保険の請求は、加入している保険会社、代理店、共済などへ連絡します。
保険会社は、契約内容と被害原因を確認し、必要に応じて独自の損害調査を行います。

罹災証明書が交付されたからといって、保険金が自動的に支払われるわけではありません。
罹災証明書の被害認定と、保険会社の損害認定は別の手続きです。

片付けや修理前に連絡する

緊急の雨漏り対策や安全確保が必要な場合を除き、大規模な片付けや修理契約をする前に、保険会社へ連絡します。

必要な写真。

修理見積書。

被害品の一覧。

事故が発生した日時。

罹災証明書の要否。

これらを確認してください。
保険証券を紛失していても、加入先が分かれば契約を確認できる場合があります。

まずは保険会社や代理店へ相談しましょう。

第5章|台風被害と地震被害で保険を混同しない

住宅被害が保険の対象になるかどうかは、災害名だけではなく、被害の原因と契約内容によって判断されます。

台風や暴風による被害

台風や暴風で屋根や外壁、窓などが壊れた場合は、火災保険の風災補償の対象になる可能性があります。

ただし、風災補償が付いているか、免責金額があるかなどは契約によって異なります。

長年の劣化や施工不良などが主な原因と判断された場合は、補償されない可能性があります。

洪水や土砂災害による被害

洪水、高潮、土砂崩れなどによる住宅の損害は、火災保険に水災補償が含まれている場合に対象となる可能性があります。

すべての火災保険に水災補償が含まれているわけではありません。

日本損害保険協会も、火災保険の補償範囲は商品によって異なり、風災や水災を補償する商品があると説明しています。

地震・噴火・津波による被害

地震の揺れによる建物の損壊。

地震を原因とする火災。

噴火による損害。

津波による流失や浸水。

これらは、原則として一般的な火災保険では補償されず、地震保険で扱われます。
地震保険は単独では契約できず、火災保険へ付帯する形で加入します。

対象は、居住用の建物と生活用の家財です。
事業専用の建物、設備、商品などは、個人向け地震保険の対象外になるため、店舗併用住宅などでは契約内容を確認する必要があります。

保険金額は修理費と同じとは限らない

地震保険は、実際の修理費用を一件ずつ全額補償する仕組みではありません。
損害の程度を全損、大半損、小半損、一部損などに区分し、契約した保険金額に応じて保険金が支払われます。

火災保険についても、免責金額、損害額の条件、対象範囲などが契約によって異なります。

「災害なら必ず保険金が出る。」

「修理費が全額支払われる。」

「自己負担なしで直せる。」

このように断定することはできません。

台風・大雨による被害と、地震・津波による被害で確認する保険の基本的な違いをまとめた図解。
台風や強風で屋根や窓が壊れた場合や、大雨、洪水、土砂災害などで被害が出た場合は、契約内容に応じて火災保険の風災補償や水災補償の対象になる可能性があることを示している。
一方で、地震の揺れによる建物の損壊、地震を原因とする火災、津波による浸水や流失などは、原則として火災保険ではなく地震保険を確認する必要があることを説明している。
地震保険は火災保険へ付帯して加入する仕組みであり、保険金が必ず支払われるとは限らず、補償対象、免責金額、支払い条件は契約内容によって異なることを示している。
また、罹災証明書の申請と保険金請求は別の手続きであること、修理契約を結ぶ前に保険証券を確認し、加入している保険会社や代理店へ相談することが大切であるとまとめている。

第6章|自分で触ってはいけない危険箇所

災害後は、自分で修理しようとしたことで、感電、転落、火災などの二次被害が発生することがあります。

切れた電線と電柱

切れた電線。

垂れ下がった電線。

倒れた電柱。

電線が触れている木、車、塀。

これらへ近づかないでください。
自分で枝や電線を移動しようとしてはいけません。

浸水した分電盤やコンセント

分電盤、コンセント、延長コード、家電が水にぬれている場合は、触ったり通電したりしないでください。

乾いたように見えても、内部に水分や泥が残っている可能性があります。

配線や電気設備の損傷が疑われる場合は、電気工事業者による点検を受けます。

ガス設備

ガス臭がする場合は、コンロ、ライター、たばこなどの火を使わないでください。

電気のスイッチにも触れず、安全な場所へ離れます。

ガス会社や消防へ連絡し、自分で配管や設備を修理しないでください。

屋根や外壁

屋根瓦

アンテナ

雨どい

外壁

高い位置の窓

これらの確認や応急修理のために、屋根や脚立へ上らないでください。
災害後は足場が不安定で、余震や突風が起こる可能性があります。

大きな倒木や傾いた塀

大きな倒木は、枝を切ることで重心が変わり、突然動くことがあります。
傾いた塀も、わずかな振動や風で倒れる危険があります。

電線や建物へ接触している場合は、特に危険です。
専門業者、自治体、電力会社などへ相談してください。

太陽光発電設備

太陽光パネルは、住宅の電気を遮断していても、光が当たると発電する可能性があります。

破損したパネルや配線には触れないでください。

水に浸かった設備や、屋根から落下したパネルも自分で移動せず、施工業者や専門業者へ相談します。

台風や地震の後に、自分で触ったり近づいたりしてはいけない危険箇所をまとめた図解。
切れた電線や垂れ下がった電線は感電の危険があるため、周囲の木、車、フェンスを含めて近づかず、電力会社へ連絡することを示している。
浸水した分電盤や電気設備は、漏電や感電の可能性があるため、ブレーカーを無理に操作せず、電力会社や電気工事業者へ相談するよう案内している。
屋根、雨どい、外壁などの高所は、転落や落下物の危険があるため、自分では上らず専門業者へ依頼することを説明している。
傾いた塀や門柱、大きな倒木、土砂崩れ、亀裂がある斜面なども、倒壊や二次災害の可能性があるため近づかないよう示している。
ガス臭がする設備では、火気や電気のスイッチを使用せず、安全な場所へ離れてガス会社へ連絡することをまとめている。
危険箇所を見つけた場合は、近づかず、安全な場所から写真や動画を記録し、電力会社、ガス会社、自治体、消防、管理会社、専門業者などへ連絡し、指示があるまで立ち入らないことを案内している。

第7章|停電復旧後のブレーカーと家電を確認する

停電から電気が復旧した際は、通電火災に注意が必要です。

通電火災は、倒れた電気機器や傷んだ配線などへ再び電気が流れ、発熱や漏電によって火災が起こるものです。

避難する場合はブレーカーを切る

停電中に自宅を離れる場合は、安全に操作できる状況であれば、分電盤のブレーカーを切ります。

ただし、分電盤が浸水している場合や、周囲に火災、煙、損傷がある場合は触れないでください。

自分で操作できない場合は、電力会社や電気工事業者へ相談します。

ブレーカーを戻す前に確認する

家電が倒れていないか。

電気ストーブへ衣類や紙が接触していないか。

アイロンや電気こんろのスイッチが入っていないか。

コードが切れたりつぶれたりしていないか。

コンセントや家電が水にぬれていないか。

焦げた臭いがしないか。

これらを確認します。
異常がある場合は、ブレーカーを戻さないでください。

家電は一台ずつ使用を再開する

安全を確認した家電から、一台ずつ電源を入れます。

異音

異臭

火花

異常な発熱

ブレーカーが何度も落ちる。

このような異常があれば、すぐに使用を中止します。
水にぬれた家電や、転倒・変形した家電は、見た目だけで使用可能と判断しないでください。

台風前の準備も見直す

台風後に不足した物や、準備が間に合わなかった物があれば、次の災害へ向けて記録します。

窓、ベランダ、庭、停電、断水を事前に確認する方法については、『【台風前に家でやること】窓・ベランダ・庭・停電・断水を48時間前から備えるチェックリスト』で詳しく解説しています。

夏の停電時にエアコンが使えない場合の暑さ対策や移動判断については、『【災害・停電でエアコンが使えない】夏の暑さをどう乗り切る?在宅避難・電源確保・移動の判断を徹底解説』をご覧ください。

私が実際に経験した約6時間の停電と、その後に見直した備えについては、『【体験談】停電6時間で本当に困ったことは?我が家が見直した防災対策と役立った備え』で紹介しています。

第8章|安全を確認してから片付ける

片付けは、周囲と建物の安全を確認し、被害写真を残してから始めます。

肌を露出しない服装にする

長袖

長ズボン

厚手の手袋

底が厚い靴や長靴

保護眼鏡

マスク

ヘルメット

必要に応じて、これらを使用します。
夏でも、けがや感染を防ぐために肌の露出を減らします。

割れたガラスやくぎを素手で触らない

災害後の室内や庭には、割れたガラス、金属片、くぎ、木片などが落ちている場合があります。

厚手の手袋をしていても、手で直接つかまず、トングやほうき、ちり取りを使用します。

ごみ袋は一枚だけでなく、必要に応じて二重にします。


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粉じんや泥を吸い込まない

乾いた泥や壁材を掃除すると、粉じんが舞うことがあります。

マスクを着用し、無理に乾いた状態で掃き上げないようにします。

カビ、汚水、動物の死骸、薬品などがある場合は、自分だけで処理せず自治体や専門業者へ相談してください。


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災害ごみの出し方を確認する

災害ごみは、通常の家庭ごみと異なる場所や日時で回収される場合があります。
壊れた家具や家電を、通常の集積所へ勝手に出さないでください。

自治体の公式サイトや広報、防災無線などで確認します。

家電リサイクル法の対象製品などは、災害時でも別の処理が必要になる場合があります。

一人で重い物を動かさない

水を含んだ畳や家具は、見た目以上に重くなります。

倒れた家具には、割れた物や電気コードが挟まっている場合があります。

高齢者だけで動かそうとせず、家族、自治体、災害ボランティア、専門業者などへ相談してください。


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台風や地震の後に片付けを行う際の服装と必要な道具をまとめた図解。
服装は、落下物や転倒から頭を守るヘルメットや帽子、粉じんやカビの吸い込みを減らすマスク、肌を保護する長袖と長ズボン、ガラスやくぎ、泥から足を守る長靴や底の厚い安全靴を着用するよう示している。
あわせて、破片から目を守る保護眼鏡やゴーグル、けがや汚れを防ぐ厚手の作業用手袋、雨や泥がある場合のレインウェアなども案内している。
必要な道具として、丈夫なごみ袋、スコップ、ちり取り、バール、ハンマー、雑巾、タオル、バケツ、デッキブラシ、ほうき、消毒用品、懐中電灯、ヘッドライト、モバイルバッテリー、防災ラジオなどをまとめている。
さらに、防じんマスク、ブルーシート、養生テープ、ロープ、厚手の土のう袋、ウェットティッシュ、石けんなど、状況に応じて役立つ道具も示している。
作業中は危険な場所へ入らないこと、こまめに水分と休憩を取ること、熱中症や脱水を防ぐこと、できるだけ2人以上で作業すること、体調が悪くなったらすぐに中止することを注意点として説明している。
災害ごみの分別や処分方法は地域によって異なるため、自治体の案内を確認し、安全を最優先に少しずつ片付けることが大切であるとまとめている。

第9章|悪質な修理・保険申請業者へ注意する

災害後は、住宅修理や保険金申請に関する悪質な勧誘が増えることがあります。

消費者庁や国民生活センターは、「火災保険を使えば実質無料で修理できる」などと勧誘する業者について注意を呼びかけています。

突然の訪問や電話に注意する

無料で屋根を点検する。

近所で工事をしていて壊れた屋根を見つけた。

今すぐ直さないと雨漏りする。

保険金を使えば自己負担なしで修理できる。

このように不安をあおり、その場で契約を迫る業者には注意してください。

保険金の支払いを断定する業者に注意する

保険金が支払われるか、いくら支払われるかは、加入している保険の契約内容と保険会社の調査で決まります。

修理業者や申請代行業者が、保険金の支払いを確約することはできません。

実際に支払われる保険金が修理費を下回り、自己負担が発生する場合もあります。

高額な手数料や違約金を確認する

保険金申請のサポート料

成功報酬

キャンセル料

解約違約金

これらが契約書へ記載されている場合があります。
保険金の30%や40%など、高額な手数料を請求されるケースもあるため、契約内容をよく確認してください。

先に保険会社へ連絡する

修理契約や申請代行契約を結ぶ前に、加入している保険会社や代理店へ連絡します。

保険金の請求は、契約者自身で行える場合があります。

必要な書類や写真が分からないときも、まず保険会社へ確認してください。

その場で契約しない

一社だけの説明で決めず、複数の業者から見積もりを取ります。

会社名

所在地

連絡先

工事内容

費用

着工日

保証内容

キャンセル条件

これらを確認します。
訪問販売や電話勧誘で契約した場合は、条件を満たせばクーリング・オフができる可能性があります。

消費者ホットライン188や地域の消費生活センターへ相談してください。

災害後に注意したい悪質な修理業者や保険申請サポート業者の特徴と、契約前の確認事項をまとめた図解。
悪質な業者の特徴として、不安をあおって契約を急がせること、突然訪問や電話、SNSで勧誘すること、相場より極端に安い見積もりを提示すること、高額なキャンセル料を設定すること、必要のない工事やずさんな工事を行うことを示している。
「保険金が出るため無料で修理できる」「保険申請はすべて代行できる」などの説明をうのみにせず、複数の業者から見積もりを取り、会社名、所在地、連絡先、許可、施工実績を確認するよう案内している。
契約前には、工事内容、費用、工期、保証、解約条件を書面で確認し、その場で契約や支払いをしないことを示している。
不審に感じた場合は、業者の説明、名刺、見積書、写真、動画、会話内容などを記録し、先に加入している保険会社へ連絡する流れを説明している。
保険金請求は契約者自身で行える場合があり、支払いの可否や金額は保険会社の調査と契約内容によって決まるため、修理業者が保険金の支払いを確約することはできないとまとめている。
トラブルや強引な勧誘がある場合は、消費生活センター、消費者ホットライン188、警察、自治体などの信頼できる窓口へ相談するよう案内している。

第10章|台風・地震後の家の確認チェックリスト

周囲と建物の安全

自治体や気象庁の公式情報を確認した。

台風の吹き返しや河川の増水が収まっていることを確認した。

地震後の余震や津波情報を確認した。

切れた電線へ近づいていない。

倒木や傾いた塀へ近づいていない。

建物へ入ってもよい状態か外から確認した。

ガス臭、焦げた臭い、煙がないか確認した。

被害記録

片付け前に家の外側を撮影した。

建物全体を複数方向から撮影した。

浸水した高さが分かる写真を撮影した。

室内の全体写真を撮影した。

被害箇所を近くから撮影した。

家電、家具、車、物置なども撮影した。

被害を確認した日時と場所をメモした。

写真データを別の場所へ保存した。

手続き

自治体へ罹災証明書の申請方法を確認した。

保険会社や共済へ被害を連絡した。

罹災証明書と保険申請が別の手続きであることを確認した。

火災保険の風災・水災補償を確認した。

地震を原因とする被害は地震保険を確認した。

修理契約前に保険会社へ相談した。

必要な写真や見積書を確認した。

電気とガス

浸水した分電盤やコンセントへ触れていない。

水にぬれた家電へ通電していない。

ブレーカーを戻す前に家電や配線を確認した。

電気ストーブや電気こんろのスイッチを確認した。

家電を一台ずつ使用した。

異音、異臭、煙、火花、発熱があれば使用を中止した。

ガス臭がある場合は火気や電気を使用していない。

片付け

長袖、長ズボン、厚手の手袋を着用した。

底の厚い靴や長靴を履いた。

保護眼鏡とマスクを準備した。

割れたガラスを素手で触っていない。

重い家具を一人で動かしていない。

災害ごみの出し方を自治体へ確認した。

危険な屋根、電線、倒木、太陽光設備を自分で修理していない。

修理業者

突然訪問した業者とその場で契約していない。

「保険で無料」と断定する業者を信用していない。

契約書の手数料や解約料を確認した。

複数の見積もりを比較した。

保険会社や家族へ相談した。

不安がある場合は消費生活センターへ相談した。

台風や地震の後に、自宅周辺と室内の安全を確認するためのチェック項目をまとめた図解。
確認前に、余震、強風、冠水、土砂災害など周囲の危険がないか確認し、ガス臭、煙、異音がある場合は建物へ近づかないことを示している。
家の外では、道路や玄関、庭、基礎、外壁、塀、門柱、屋根、雨どい、窓、シャッター、物置、カーポート、浸水跡などを安全な場所から確認する。
室内では、天井、壁、床、ドア、窓、建具、家具の転倒、雨漏り、水漏れ、家財の破損や散乱などを確認する内容を示している。
電気まわりでは、ブレーカー、コンセント、スイッチ、分電盤、配線、照明、家電に水ぬれ、焦げ跡、異臭、異音がないか確認し、異常がある場合は通電しないよう案内している。
ガスまわりでは、ガス臭、配管、給湯器、室外機などを確認し、異常を感じた場合は火気や電気のスイッチを使わず、ガス会社へ連絡することを示している。
水まわりでは、水道の元栓、蛇口、配管、給湯器、トイレ、排水、浴室、洗面所、キッチンの水漏れや逆流を確認する。
そのほか、太陽光発電設備、ベランダ、アンテナ、屋外機器、周囲の建物、斜面、川などにも注意し、危険箇所へ近づかず専門業者や自治体へ相談することをまとめている。
確認後は、危険がないか再確認し、被害を写真や動画で記録し、保険内容を確認してから、安全な範囲で片付けや応急処置を行う流れを示している。

まとめ|安全確認・記録・連絡・片付けの順番を守る

台風や地震の後は、すぐに片付けを始めないでください。
最初に行うことは、余震、津波、吹き返し、増水、倒木、切れた電線など、周囲の危険を確認することです。

自宅へ戻った後も、建物の傾き、落下物、ガス臭、焦げた臭いなどを外から確認します。
少しでも危険を感じる場合は、建物へ入らず、自治体、消防、管理会社、専門業者などへ相談してください。

安全を確認できたら、片付け前に被害の写真と動画を残します。
家の外は複数方向から撮影し、室内は部屋全体と被害箇所の両方を撮影します。

浸水した場合は、高さが分かるように記録してください。
罹災証明書は、市区町村が住家の被害程度を証明する書類です。

保険金の請求は、加入している保険会社や共済へ行います。
罹災証明書があれば保険金が必ず支払われるわけではなく、両者は別の手続きです。

台風、暴風、洪水などの被害は、契約内容に応じて火災保険の風災・水災補償の対象になる可能性があります。
地震、噴火、津波を原因とする被害は、原則として地震保険で扱われます。

ただし、補償の対象や免責金額、支払い条件は契約によって異なります。

「必ず保険金が出る。」

「無料で修理できる。」

「全額補償される。」

このような説明をうのみにしないでください。
停電から復旧した場合も、すぐにすべての家電を動かしてはいけません。

水にぬれた家電や傷んだ配線へ通電せず、周囲を確認してから一台ずつ使用を再開します。
片付けをするときは、長袖、長ズボン、厚手の手袋、底の厚い靴、保護眼鏡、マスクなどを準備します。

屋根、電線、ガス設備、大きな倒木、太陽光発電設備などは、自分で修理しないでください。
災害後の不安につけ込む修理業者や保険申請代行業者にも注意が必要です。

その場で契約せず、保険会社、家族、複数の業者、消費生活センターへ相談しましょう。
災害後に大切なのは、

安全を確認すること。

被害を記録すること。

自治体と保険会社へ連絡すること。

危険箇所へ触れないこと。

安全な服装で片付けること。

この順番を守ることです。

商品の価格、性能、規格、付属品などは、メーカー、販売店、地域、購入時期によって異なります。
購入や使用の前に、メーカー公式情報と販売ページの最新内容を確認してください。


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災害後は、片付けを急ぐ前に周囲の安全を確認し、被害状況を写真や動画で残すことが大切です。
罹災証明書の申請先は自治体であり、保険金の請求先は加入している保険会社や共済です。

台風被害と地震被害では関係する保険が異なるため、修理契約を結ぶ前に契約内容を確認してください。


災害後の安全確認・片付け用品は楽天ROOMでも紹介しています

台風や地震の後に片付けを行う場合は、厚手の手袋、底の厚い靴、長靴、保護眼鏡、マスク、ヘッドライトなどを準備し、肌や目、足元を守ることが大切です。
割れたガラス、くぎ、金属片などを直接触らないように、トング、ほうき、ちり取り、丈夫なごみ袋なども役立ちます。

停電や断水が続く場合に備えて、LEDランタン、モバイルバッテリー、ポータブル電源、簡易トイレ、給水袋なども平常時に確認しておきましょう。
ただし、屋根、電線、ガス設備、太陽光発電設備、大きな倒木、浸水した分電盤などは、道具があっても自分で修理や移動を行わないでください。

自治体、消防、電力会社、ガス会社、管理会社、専門業者などへ相談してください。
防災用品は、家族構成、住宅の種類、保管場所、想定する災害によって必要な物が異なります。

商品の価格、性能、規格、付属品、保存期間、在庫、ポイント還元は、販売店や購入時期によって変わります。
購入前に、メーカー公式情報と販売ページの最新内容を確認してください。

私が実際に使用している物や、防災、停電、断水、屋外作業に役立つと考えた用品は、楽天ROOMでも紹介しています。