【会社・店舗の停電対策は何が必要?】照明・スマホ・レジ・冷蔵庫を守るポータブル電源の選び方
大規模な地震や台風、集中豪雨、設備事故などにより停電が発生すると、会社や店舗では照明だけでなく、通信、決済、予約管理、冷蔵設備なども使えなくなる場合があります。
しかし、停電対策として大容量のポータブル電源を1台購入すれば、すべて解決するわけではありません。
停電時に残したい機器を決め、消費電力と使用時間を確認し、必要な容量と出力を計算することが大切です。
また、Wi-FiルーターやPOSレジへ給電できても、通信回線や決済サービス側が停止していれば、通常どおりには使えません。
この記事では、会社や店舗が停電したときの初動、電源を優先したい機器、ポータブル電源の容量計算、UPSとの違い、冷蔵庫を動かす場合の注意点、保管と点検方法まで順番に解説します。
小規模なオフィス、整骨院、整体院、美容室、飲食店、小売店、介護事業所などで、停電対策を見直す際の参考にしてください。
私は宮城県仙台市で、理感整骨院、出張整体トラスト、暮らしサポートを運営しています。
実際に約6時間の停電を経験した際も、限られた電力をすべての機器へ分散させるのではなく、連絡手段と照明などへ優先順位をつける重要性を感じました。
本記事では、公的機関の注意喚起と機器の仕様をもとに、現場で確認したいポイントを整理します。
この記事のポイント
- 停電直後は営業継続より、人と建物の安全確認を優先する
- 電源は「照明・連絡」「通信・最低限の業務」「冷蔵・空調」の順に検討する
- 必要容量は、使いたい機器の消費電力と運転時間から計算する
- 容量のWhだけでなく、定格出力・瞬間最大出力・出力波形も確認する
- 冷蔵庫、業務用機器、医療機器は、実機とメーカー情報による確認が必要
- 保管時の充電残量や補充電の時期は、製品の取扱説明書を優先する
第1章|会社や店舗が停電したら最初に確認すること

営業継続より人の安全を優先する
停電が発生したら、最初に従業員、患者様、お客さまの安全を確認します。
地震を伴う停電では、照明が消えたことだけに気を取られず、天井材や棚の落下、窓ガラスの破損、火災、ガス臭、水漏れがないかを確認してください。
ガス臭がある場合は、換気扇や照明などの電気スイッチを操作せず、施設の管理者やガス事業者の案内に従います。
エレベーター、自動ドア、電動シャッターなども停止する可能性があります。
手動操作へ切り替える場合は、無理に動かさず、設備の取扱説明書や保守会社の手順に従ってください。
建物内が暗い場合は、乾電池式ライトや充電式ランタンを点灯し、段差、ガラス片、倒れた備品の周囲へ人が近づかないようにします。
地震発生時の初動と社内待機の判断は、【職場で地震が起きたら最初に何をする?】安全確認・安否確認・社内待機と帰宅判断でも詳しく解説しています。
停電の範囲と復旧見込みを確認する
次に、自社だけの停電なのか、周辺地域を含む停電なのかを確認します。
分電盤のブレーカーが落ちていても、漏電や機器の故障が原因となっている可能性があります。
焦って何度もブレーカーを上げず、異臭、焦げ跡、水濡れ、破損したコードがないかを確認してください。
原因が分からない場合は、建物の管理会社や電気工事業者へ連絡します。
地域停電の場合は、電力会社、自治体、防災アプリ、ラジオなどから復旧情報を集めます。
情報が確認できない段階では、すべての機器へ一斉に給電せず、電力を残しておくことも大切です。
第2章|会社や店舗の停電で止まりやすい設備
電気が戻ってもサービスが使えるとは限らない
会社や店舗では、停電によって次のような設備が停止する可能性があります。
| 分類 | 主な設備 | 停電時に確認したいこと |
|---|---|---|
| 安全・誘導 | 室内照明、自動ドア、電動シャッター、エレベーター | 手動操作の方法、避難経路、非常灯の状態 |
| 通信・情報 | スマートフォン、固定電話、Wi-Fi、ONU、PC、サーバー | 通信回線や基地局も利用できるか |
| 会計・営業 | POSレジ、決済端末、プリンター、予約システム | 決済サービスやクラウドへ接続できるか |
| 冷蔵・衛生 | 冷蔵庫、冷凍庫、給湯器、換気設備 | 庫内温度、食品や薬品の管理、再起動手順 |
| 空調 | エアコン、扇風機、電気毛布 | 消費電力、室温、利用者の体調 |
| 防犯・消防 | 防犯カメラ、警報設備、消防設備 | 専門業者や設備管理者への確認 |
ポータブル電源からWi-Fiルーターへ給電しても、建物までの通信回線や通信事業者側の設備が停止していれば、インターネットには接続できません。
同様に、POSレジやキャッシュレス端末の電源が入っても、決済ネットワークが停止していれば会計を完了できない場合があります。
停電対策では「機器の電源が入るか」と「業務サービスが使えるか」を分けて考えましょう。
停電時の代替手段も決めておく
ポータブル電源だけに頼らず、紙の予約表、手書きの領収書、現金対応のルール、緊急連絡先一覧なども準備します。
通信障害に備え、複数の携帯電話会社を利用する端末やラジオを組み合わせる方法もあります。
会社全体の水、食料、簡易トイレなどは、【会社・職場の防災備蓄は何日分必要?】従業員人数別の水・食料・簡易トイレと帰宅困難対策も参考にしてください。
第3章|停電中に電源を使う優先順位

第1優先は照明・連絡・情報収集
限られた電力は、最初に人の安全と連絡手段へ使います。
- LEDランタンやヘッドライト
- スマートフォン
- 携帯ラジオ
- 従業員や家族の安否確認に必要な端末
LED照明やスマートフォンは比較的消費電力が小さいため、小型のモバイルバッテリーや乾電池式用品へ分散すると、ポータブル電源の残量を温存できます。
第2優先は通信と最低限の業務
安全が確認できたら、次に必要なのは情報収集と最低限の業務終了です。
- ONU・モデム・Wi-Fiルーター
- ノートパソコン
- POSレジ・キャッシュレス端末
- 予約や顧客情報を確認する端末
停電時に営業を続けることだけを目的にせず、データを保存する、予約者へ連絡する、安全に会計を終えるなど、必要な業務へ絞ります。
第3優先は冷蔵・温度管理・体調管理
冷蔵庫や冷凍庫、扇風機、電気毛布などは、食品衛生や利用者の健康に関わる場合があります。
ただし、冷蔵庫はコンプレッサーの起動時に大きな電力を必要とすることがあり、エアコンや電気ケトルなどは消費電力も大きくなります。
接続する前に、ポータブル電源の出力と機器の仕様を確認してください。
第4章|ポータブル電源の容量と出力を計算する方法
ポータブル電源を職場内で移動して使う場合は、容量や出力だけでなく、本体重量と持ち手の形状も確認したいポイントです。
Jackery 1000 Newは、1000Whクラスで定格出力1500Wを確保しながら、重量を約10.8kgに抑えています。
容量・出力・持ち運びやすさを比較する👇
Whは使える電力量、Wは一度に動かせる大きさ
ポータブル電源を選ぶときは、「Wh」と「W」を分けて確認します。
- Wh(ワットアワー):どのくらいの電力量を蓄えられるか
- W(ワット):機器を動かすために、どの程度の出力を出せるか
容量が大きくても、定格出力が接続機器の必要電力を下回れば動かせません。
反対に、定格出力が高くても容量が小さければ、長時間は使えません。
UPSを選ぶ場合はWだけでなくVAの上限もあり、両方の仕様を確認する必要があります。

必要容量の基本式
必要な電力量は、次の式で概算できます。
消費電力(W)× 使用時間(時間)= 必要電力量(Wh)
例えば、実測消費電力20Wの通信機器を10時間使う場合は、200Whが計算上の必要量です。
ただし、ポータブル電源ではAC出力への変換、待機電力、温度、接続機器、バッテリーの状態などによる損失があります。
表示容量の全量をそのまま使えるとは限らないため、メーカーが示す利用可能容量や実測レビューを確認し、余裕を持たせます。
複数機器を使う場合の計算例
| 使用機器 | 実測消費電力の例 | 使用時間 | 必要電力量の例 |
|---|---|---|---|
| LED照明2台 | 合計20W | 8時間 | 160Wh |
| 通信機器一式 | 合計25W | 10時間 | 250Wh |
| ノートPC | 60W | 3時間 | 180Wh |
| スマホ充電 | 充電に必要な電力量で確認 | 5台分 | 端末ごとに計算 |
| 合計 | 590Wh+スマホ充電分 |
これは計算方法を示すための例です。
実際には機器の銘板、ACアダプター、取扱説明書を確認し、可能であればワットチェッカーで測定してください。
スマートフォンの充電回数は、充電器のW数だけでは正確に計算できません。
端末のバッテリー容量、充電ロス、使用中の消費電力によって変わるため、実際の機種を使った動作確認が確実です。
冷蔵庫は平均消費電力だけで判断しない
冷蔵庫はコンプレッサーが動いたり止まったりするため、一定の消費電力で連続運転する機器ではありません。
運転開始時には一時的に大きな電力が必要となる場合がありますが、その倍率は機種や運転状態によって異なります。
「普段の消費電力の何倍」と一律に決めず、冷蔵庫メーカーの仕様とポータブル電源の定格出力・瞬間最大出力を確認してください。
導入前には、平常時に実際の冷蔵庫を接続し、起動できるか、何時間動かせるか、安全装置が作動しないかを試しておくと安心です。
第5章|業種別に残したい機器を決める
照明やスマートフォンだけでなく、Wi-Fi、ノートPC、レジなども停電時に使いたい場合は、1000Wh前後・定格出力1500Wクラスが比較しやすい目安になります。
ただし、購入前に使用機器の消費電力を確認し、実際の職場で動作テストを行いましょう。
通信・PC・レジをまとめて支えたい方はこちら👇
整骨院・整体院・小規模オフィス
受付照明、スマートフォン、通信機器、予約確認用のノートPCなどを優先します。
施術機器を普段どおり動かすことよりも、患者様の安全確保、予約変更の連絡、データの保存を優先してください。
医療機器や冷蔵保管が必要な医薬品については、一般向けポータブル電源へ自己判断で接続せず、機器メーカー、医療機関、薬剤師、保守業者の指示に従います。
美容室・サロン
誘導用照明、レジ、決済端末、予約確認用端末を優先します。
ドライヤー、電気給湯、ヒーターなどは消費電力が大きく、給水や給湯設備も停電で停止する可能性があります。
無理に施術を続けず、停電時にどの工程で営業を中止するかを事前に決めておきましょう。
飲食店・食品を扱う店舗
冷蔵庫、冷凍庫、温度計、最低限の照明、連絡端末を優先します。
業務用冷蔵・冷凍設備は、単相200Vや三相電源など、一般的なポータブル電源では対応できない仕様があります。
容量だけを見て接続せず、設備メーカーや電気工事業者へ確認してください。
停電中は扉の開閉を減らし、庫内温度を記録します。
食品を残せるかどうかは、停電時間だけではなく、食品の種類、庫内温度、保存状態、におい・見た目などを合わせて判断します。
詳しくは、【停電後の冷蔵庫】食品はいつまで食べられる?肉・魚・牛乳・卵・冷凍食品の判断基準をご確認ください。
小売店・受付窓口
照明、スマートフォン、レジ、決済端末、防犯上必要な連絡手段を優先します。
停電中の現金管理、手書き伝票、営業中止の掲示、入口の施錠方法も決めておくと、電源が使えない場合にも対応しやすくなります。
防犯設備、消防設備、エレベーターなどは法令や保守契約に関係するため、一般向けポータブル電源による独自の給電は行わず、管理会社や専門業者へ確認してください。
第6章|UPSとポータブル電源は役割が違う

UPSは停電した瞬間のデータ保護に向いている
UPS(無停電電源装置)は、停電や瞬時電圧低下が起きた際に、接続機器へ一時的に電力を供給する装置です。
主な目的は、PCやサーバーを突然停止させず、データを保存して安全にシャットダウンする時間を確保することです。
UPSには方式による違いがあり、切り替え時間や出力波形、対応できる負荷も製品ごとに異なります。
デスクトップPCを停電から守りたい場合は、長時間給電用のポータブル電源だけでなく、瞬断対策に適した専用UPSも検討しましょう。
BY50Sは300Wまでの小規模なPC環境に対応しますが、接続機器の合計W数とVAの両方を確認する必要があります。
停電時にPCを安全に終了させるUPS👇
ポータブル電源は停電後の長時間給電に向いている
ポータブル電源は、停電後に照明、スマートフォン、ノートPCなどへ数時間以上給電する用途に向いています。
一部の製品にはEPSやUPSと表記された機能がありますが、専用UPSと同じ性能とは限りません。
PCや精密機器を常時接続する場合は、切り替え時間、出力波形、接地、許容負荷、メーカーが常時接続を認めているかを確認してください。
一般的な職場では、PCやサーバーをUPSで安全に終了させ、その後はポータブル電源からノートPC、通信機器、照明へ給電する二段階の運用が考えられます。
ただし、重要なサーバーや医療機器は、専門業者が設計したバックアップ電源を優先します。
第7章|ポータブル電源の安全な保管と点検

高温・水濡れ・衝撃を避ける
ポータブル電源にはリチウムイオン電池が使われている製品が多く、高温、水濡れ、落下や強い衝撃は事故や劣化につながります。
夏の車内、直射日光が当たる窓際、暖房器具の近く、湿気が多い場所には保管しないでください。
床へ直接置けば落下を防げますが、浸水想定区域では水没するおそれがあります。
地震と水害の両方を考え、転倒防止をした棚の低い段で、想定浸水高より上になる場所を検討します。
避難経路や出入口を塞ぐ場所も避けてください。
車内へ置く用品と持ち出す用品の分け方は、【車に積む防災グッズは何が必要?】地震・大雨・立ち往生への備えと車内放置NG品でも解説しています。
保管時の充電残量は取扱説明書を優先する
保管時に適した充電残量や補充電の間隔は、製品によって異なります。
「常に満充電」「必ず何%」と一律に決めず、メーカーの取扱説明書に従ってください。
停電対策としてすぐ使える状態も必要なため、事業所の運用に合わせて点検日と充電方法を決めます。
年2回を目安に職場で動作確認する
職場の防災点検日を3月と9月などに設定し、少なくとも次の項目を確認します。
- 本体の膨らみ、変形、ひび割れ、異臭、異常な発熱がないか
- 充電ケーブルや端子に破損、汚れ、サビがないか
- メーカーのリコールや重要なお知らせが出ていないか
- LED照明やノートPCへ正常に給電できるか
- 冷蔵庫など予定している機器が起動するか
- スタッフが保管場所と基本操作を把握しているか
- 取扱説明書と連絡先がすぐ確認できるか
異常がある製品は使用や充電を中止し、メーカーや販売店へ相談してください。
発電機を併用する場合は、一酸化炭素中毒を防ぐため、屋内、車内、テント内、換気が不十分な場所では使用しません。
第8章|停電発生から復旧後までの対応手順
停電直後
- 従業員、患者様、お客さまの安全を確認する
- 火災、ガス臭、漏電、水漏れ、建物損傷を確認する
- 乾電池式ライトやランタンで避難動線を照らす
- 停電範囲と復旧情報を確認する
- 営業継続、受付停止、一時避難を判断する
ポータブル電源を使う前
- 本体やケーブルに破損や水濡れがないか確認する
- 使用機器の消費電力と電源仕様を確認する
- 使用する機器の優先順位を決める
- 延長コードを使う場合は定格容量と損傷の有無を確認する
- 周囲に燃えやすい物を置かず、放熱口を塞がない
停電中
- 残量と使用時間を記録する
- 冷蔵庫の扉の開閉を減らし、庫内温度を記録する
- スマートフォンは省電力モードを使う
- 不要なAC出力や接続機器を停止する
- 異音、異臭、変形、異常な発熱があれば使用を中止する
復旧後
電力が復旧しても、すべての機器を同時に動かさないようにします。
建物や機器に水濡れや損傷がないかを確認し、重要な設備から順番に再起動します。
ブレーカーを操作する前には、ヒーター、アイロン、加熱機器などが通電状態のままになっていないかも確認してください。
詳しい確認手順は、【停電復旧後にやること】家電を一度に動かして大丈夫?ブレーカー・冷蔵庫・エアコンの確認手順も参考にしてください。
第9章|会社・店舗用ポータブル電源導入チェックリスト
電源を残したい機器を記入する
| 機器 | 台数 | 実測・定格消費電力 | 使用予定時間 | 必要電力量 |
|---|---|---|---|---|
| 照明 | W | 時間 | Wh | |
| スマートフォン | Wh/台 | 回 | Wh | |
| 通信機器 | W | 時間 | Wh | |
| ノートPC | W | 時間 | Wh | |
| POS・決済端末 | W | 時間 | Wh | |
| 冷蔵・冷凍設備 | 実測する | 時間 | Wh | |
| 合計 | Wh |
購入前の確認
- 停電時に使う機器を第1・第2・第3優先へ分けた
- 各機器の消費電力を銘板・説明書・実測で確認した
- 合計必要電力量に変換ロスや余裕を見込んだ
- 定格出力と瞬間最大出力を確認した
- AC出力が純正弦波か、接続機器の条件に合うか確認した
- 必要なコンセント数とUSB端子を確認した
- 重さと保管場所、持ち運ぶ人を決めた
- 保証、修理窓口、回収方法、リコール情報を確認した
- 冷蔵庫など実際に使う機器で事前テストを行った
運用体制の確認
- スタッフ全員が保管場所を知っている
- 責任者不在時にも使用を判断できる
- 取扱説明書と接続機器一覧を本体の近くへ置いた
- 停電時の営業中止基準とお客さまへの案内方法を決めた
- 半年ごとの点検日を設定した
- 乾電池式ライトやモバイルバッテリーも分散して準備した
- 通信・決済が停止した場合の紙の代替手順を用意した
よくある質問
1000Whのポータブル電源なら何時間使えますか?
接続する機器の消費電力によって変わります。
理論上は「容量Wh÷消費電力W」で概算できますが、実際には変換ロス、温度、待機電力、バッテリー状態などの影響を受けます。
製品の利用可能容量を確認し、実機で試してください。
冷蔵庫はポータブル電源で動かせますか?
家庭用や小型冷蔵庫の一部は動かせますが、起動電力と電源仕様を満たす必要があります。
業務用冷蔵庫では対応できない場合もあるため、設備メーカーや電気工事業者へ確認してください。
Wi-Fiやキャッシュレス決済は使えますか?
機器へ給電できても、通信回線、基地局、決済サービスが停止している場合は使えません。
モバイル回線、現金、紙の記録などの代替手段も準備しましょう。
ソーラーパネルも必要ですか?
長期停電への備えとして選択肢になりますが、天候、設置場所、日照時間によって発電量が変わります。
避難経路を塞がず、安全に設置できる場所があるかを確認し、短時間の停電対策ではまず必要な機器の絞り込みを優先してください。
満充電で保管した方がよいですか?
適切な保管残量は製品ごとに異なります。
メーカーが指定する残量、補充電の頻度、保管温度を取扱説明書で確認してください。
まとめ|容量より先に「何を何時間守るか」を決めよう
会社や店舗の停電対策では、大きなポータブル電源を購入することよりも、停電時に残す機器と使用時間を決めることが先です。
照明と連絡手段を最優先にし、通信、PC、レジ、冷蔵庫を必要に応じて追加します。
そのうえで、実際の消費電力から必要なWhを計算し、定格出力、瞬間最大出力、出力波形、機器との相性を確認してください。
また、ポータブル電源へ給電すれば、通信や決済、冷蔵設備が必ず使えるとは限りません。
紙の記録、現金対応、乾電池式照明、営業中止基準なども組み合わせることで、停電時の混乱を減らせます。
まずは職場にある機器の銘板を確認し、「何を何時間使いたいか」を一覧にするところから始めてみましょう。
参考にした公的情報
- リチウムイオン電池搭載製品の事故を防ぐために|経済産業省
- リチウムイオン電池搭載製品の事故防止|製品評価技術基盤機構(NITE)
- 災害時に使用する製品による事故への注意|製品評価技術基盤機構(NITE)
- UPSの仕様・用語解説|オムロン ソーシアルソリューションズ
免責事項・ご注意事項
この記事で紹介した消費電力、必要容量、運転時間は、一般的な考え方と計算例です。
実際の消費電力や起動電力、使用可能時間は、機器の型番、設定、使用環境、温度、ポータブル電源の状態によって異なります。
使用前には、接続する機器とポータブル電源双方の取扱説明書を確認してください。
医療機器、冷蔵医薬品、消防設備、防犯設備、エレベーター、業務用冷蔵・冷凍設備、特殊な電源を使用する機器については、自己判断で接続せず、メーカー、施設管理者、保守会社、電気工事業者などの専門家へ確認してください。
停電時は、電力会社、自治体、消防、警察、施設管理者などが発信する最新情報を優先してください。
製品の価格、仕様、保証、リコール情報は変更される場合があるため、購入前と使用前にメーカー公式情報をご確認ください。
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楽天ROOMでは、私自身が使用しているポータブル電源やポータブル冷蔵庫をはじめ、LEDライト、モバイルバッテリー、充電ケーブルなど、停電時に役立つ用品をまとめています。
会社や店舗で使用するポータブル電源は、容量の大きさだけで選ぶのではなく、接続する機器の消費電力、定格出力、起動電力、使用予定時間を確認することが大切です。
停電対策や防災備蓄をこれから整えたい方は、商品選びの参考にしてください。
※商品の価格、在庫、仕様、保証内容、レビュー評価は変動します。
※ポータブル電源へ冷蔵庫や業務用機器を接続する場合は、双方の取扱説明書とメーカーの案内を必ずご確認ください。

