【防災備蓄は何日分必要?】家族人数別の水・食料・簡易トイレ・電源チェックリスト
地震、台風、大雨などの自然災害に備えて、防災用品を用意している家庭は多いと思います。
しかし、保存水を何本置けばよいのか。
家族4人では食料が何食必要なのか。
簡易トイレは何回分あれば足りるのか。
具体的な数量まで把握している方は、意外と少ないのではないでしょうか。
防災セットを一つ購入しても、その中身だけで家族全員が数日間生活できるとは限りません。
家族の人数、年齢、体調、住宅の種類、季節によって、必要な備蓄は変わります。
政府広報では、災害への備えとして、飲料水は1人1日3リットル、食品は最低3日分から1週間分程度を用意することが望ましいと案内しています。
大規模災害では、道路や物流、電気、水道、通信などが影響を受け、公的な支援物資がすぐに届かない可能性があります。
自宅の安全が確認できる場合は、避難所へ移動せず、在宅避難を続けるケースも考えられます。
避難所へ行けば、すぐに家族全員分の水、食料、電源、トイレが十分に確保されるとは限りません。
そのため、自宅でも一定期間生活できるように、家族構成に合った備蓄を準備しておくことが大切です。
私は柔道整復師として理感整骨院を運営しながら、出張整体トラストと暮らしサポートの活動を行っています。
暮らしサポートでは、防災用品の設定、家具の移動、庭仕事、高齢者宅の生活支援なども行っています。
高齢者の家庭では、大量の水を運べないことや、保管場所を一人で変更できないことがあります。
備蓄は、数量だけでなく、家族が実際に取り出して使えるかまで考える必要があります。
私自身も、残暑の時期に近隣の電柱事故による約6時間の停電を経験しました。
その際は、1000Wh級のポータブル電源を使い、冷蔵庫、Wi-Fi、扇風機などを動かしました。
実際の停電では、電源があるだけではなく、何を優先して動かすか、飲料水と生活用水をどう確保するか、トイレをどうするかが重要だと感じました。
この記事では、1人暮らし、2人暮らし、4人家族などの人数別に、水、食料、簡易トイレの必要量を計算します。
さらに、電源、照明、薬、衛生用品、収納場所、ローリングストックまで、家庭備蓄を無理なく続ける方法を解説します。
第1章|防災備蓄は最低3日分、できれば1週間分を考える
なぜ3日分以上の備蓄が必要なのか
大きな災害が発生すると、道路が通れなくなったり、物流が止まったりする可能性があります。
スーパーやコンビニに人が集中し、短時間で水や食品が売り切れることも考えられます。
電気が止まれば、店舗が営業できなかったり、キャッシュレス決済やATMが使えなかったりする場合もあります。
内閣府は、家庭で最低3日分の備蓄を用意し、非常に広い地域へ被害が及ぶ可能性がある災害では、1週間以上の備蓄が望ましいと紹介しています。
まずは3日分を目標にして、無理のない範囲で7日分へ増やしていく方法がおすすめです。
最初からすべてを長期保存食でそろえる必要はありません。
普段から食べている食品、飲料、日用品を少し多めに持つだけでも、備蓄を増やせます。
在宅避難も想定する
自宅に倒壊、浸水、火災、土砂災害などの危険がなく、安全に過ごせる場合は、在宅避難を選ぶことがあります。
住み慣れた自宅で過ごせれば、プライバシーを保ちやすく、乳幼児、高齢者、持病がある人、ペットがいる家庭では負担を減らせる可能性があります。
一方で、在宅避難では水、食料、トイレ、照明、情報収集、体温調節などを家庭で確保する必要があります。
避難所の設備や物資の量は、施設、被害状況、避難者数によって異なります。
避難所へ行けば、冷暖房、充電設備、飲料水、食事、トイレが必ず十分に使えるとは考えないでください。
家族に合わせて必要量を調整する
公的機関が示す数量は、備蓄を考えるための基本的な目安です。
乳幼児がいる家庭では、ミルク、離乳食、紙おむつなどが必要です。
高齢者や持病がある人がいる家庭では、食べやすい食品、薬、介護用品なども必要になります。
夏は飲料水や暑さ対策用品が多く必要になり、冬は防寒用品や温かい食事を作るための備えが重要になります。
地域の災害リスクや住宅環境によっても、必要な物は変わります。
第2章|飲料水は家族人数で計算する
飲料水の基本的な計算式
飲料水は、1人1日3リットルを一つの目安として考えます。
計算式は次のとおりです。
家族人数×1日3リットル×備蓄日数。
例えば、4人家族で3日分を用意する場合は、次の計算になります。
4人×3リットル×3日=36リットル。
7日分では、次の計算になります。
4人×3リットル×7日=84リットル。
家族人数別の飲料水必要量
| 家族人数 | 3日分 | 7日分 |
|---|---|---|
| 1人 | 9リットル | 21リットル |
| 2人 | 18リットル | 42リットル |
| 3人 | 27リットル | 63リットル |
| 4人 | 36リットル | 84リットル |
| 5人 | 45リットル | 105リットル |
2リットルのペットボトルへ換算すると、4人家族の7日分は42本です。
政府広報でも、1人1日約3リットルとして計算すると、1週間で2リットルのペットボトルが約11本、4人家族では約44本になると説明しています。
端数や調理で使う量を考えると、少し余裕を持って準備するのがよいでしょう。


飲料水と生活用水を分ける
1人1日3リットルという目安は、飲用と調理に使う水を想定したものです。
手洗い
体を拭く
食器を洗う
掃除をする
トイレを流す
このような用途に使う生活用水は、飲料水とは別に考えます。
断水したときに、清潔な飲料水をすべてトイレや掃除へ使ってしまうと、飲む水が不足します。
飲料水用の容器と生活用水用の容器を分け、家族が間違えないように表示しておきましょう。
Amazonで商品価格・在庫を確認したい方はこちらから↓↓↓
水を一か所へ置きすぎない
水は1リットルで約1キログラムあります。
4人家族の7日分である84リットルは、水だけで約84キログラムになります。
一か所へ集中させると、床や棚への負担が大きくなります。
家具の転倒、浸水、火災などで、その収納場所へ入れなくなる可能性もあります。
キッチン
玄関近く
寝室付近
2階
物置
複数の場所へ分散して保管すると、取り出せなくなるリスクを減らせます。
保存期限と容器を確認する
市販の保存水は、商品によって保存期間が異なります。
通常のミネラルウォーターも、期限を確認しながらローリングストックに利用できます。
給水袋やウォータータンクを用意する場合は、飲料水へ使用できる製品か確認してください。
灯油、薬品、洗剤などを入れたことがある容器を、飲料水用に再利用してはいけません。
商品の容量、保存期間、容器の材質、耐熱性、付属品は、商品や販売時期によって異なります。
購入前にメーカー公式情報と商品表示を確認してください。
第3章|食料は人数ではなく食数でも考える
家族人数と食数から計算する
食料は、1日3食を基本にして考えます。
計算式は次のとおりです。
家族人数×1日3食×備蓄日数。
4人家族の3日分は、次の計算になります。
4人×3食×3日=36食。
7日分では、次の計算になります。
4人×3食×7日=84食。
ただし、84個の同じ非常食を購入する必要はありません。
朝食、昼食、夕食、間食を含めて、家庭にある食品を組み合わせます。
普段食べている食品を活用する
備蓄食品の例には、次のような物があります。
パックご飯
缶詰
レトルト食品
乾麺
シリアル
即席スープ
海苔
ふりかけ
菓子
栄養補助食品
常温保存できる飲料
農林水産省は、普段使う食品を少し多めに買い、古い物から食べ、食べた分を補充するローリングストックを紹介しています。
食べ慣れている物を備蓄すれば、災害時の精神的な負担も減らしやすくなります。
長期保存食だけでそろえるより、費用を抑えやすく、期限切れによる廃棄も減らせます。

加熱しなくても食べられる物を入れる
災害時は、電気、ガス、水道が同時に使えなくなる場合があります。
すべての食品を、加熱や大量の水が必要な物にすると、調理できなくなる可能性があります。
缶詰
そのまま食べられるパン
シリアル
栄養補助食品
果物の缶詰
菓子
常温保存できる飲料
最低でも数食分は、開封するだけで食べられる物を用意してください。
缶詰を備蓄する場合は、缶切りが必要かも確認します。
カセットコンロの安全な使い方
カセットコンロがあれば、停電時でも湯を沸かしたり、食品を温めたりできます。
ただし、換気が不十分な室内で長時間使用すると、不完全燃焼によって一酸化炭素中毒が起きるおそれがあります。
使用中は、製品の説明書に従って定期的に換気してください。
密閉された部屋、テント、車内など、十分に換気できない場所で使用してはいけません。
カセットコンロを2台並べたり、こんろ全体を覆う大きな鉄板や鍋を使ったりすると、ボンベが過熱する危険があります。
カセットボンベは、さび、変形、ガス漏れ、製造からの経過年数も確認します。
Amazonで商品価格・在庫を確認したい方はこちらから↓↓↓
家族ごとの食事へ配慮する
乳幼児には、粉ミルク、液体ミルク、離乳食などが必要です。
高齢者には、やわらかく食べやすい食品や、とろみを付けられる物が必要な場合があります。
食物アレルギーがある人には、原材料を確認した専用食品が必要です。
持病や食事制限がある人は、普段食べている食品を中心に備えます。
ペットがいる家庭では、ペットフードと飲料水も人とは別に計算してください。
第4章|簡易トイレは回数で計算する
災害時は水洗トイレを使えない場合がある
災害時には、断水だけでなく、下水道や排水管の損傷によってトイレを流せなくなることがあります。
マンションやアパートでは、停電によって給水ポンプが止まり、水道が使えなくなる場合もあります。
水が残っていても、下水道の安全が確認されるまでは流さないよう案内される可能性があります。
自治体や管理会社の情報を確認せず、浴槽の水などを大量に流すのは避けてください。
1人1日5回を目安に計算する
内閣府と経済産業省は、成人の平均的な排泄回数を1日5回とし、1週間分では1人35回分を備蓄する目安を紹介しています。
計算式は次のとおりです。
家族人数×1日5回×備蓄日数。
家族人数別の必要数は、次のようになります。
| 家族人数 | 3日分 | 7日分 |
|---|---|---|
| 1人 | 15回 | 35回 |
| 2人 | 30回 | 70回 |
| 3人 | 45回 | 105回 |
| 4人 | 60回 | 140回 |
| 5人 | 75回 | 175回 |
4人家族では、3日分で60回、7日分で140回です。
年齢、体調、季節、水分摂取量によって回数は変わります。
下痢や体調不良が起きることも考え、可能であれば少し余裕を持たせましょう。

凝固剤だけでは使えない
簡易トイレは、凝固剤だけを購入しても、十分に使えない場合があります。
便器へ取り付ける袋
凝固剤
使用済みの袋を入れる防臭袋
トイレットペーパー
使い捨て手袋
ウェットティッシュ
手指衛生用品
消臭用品
これらを一緒に準備します。
内閣府の資料でも、災害用トイレには、照明、プライバシー、手指衛生、トイレットペーパー、ごみ袋などの使用環境が必要だと指摘されています。
家族で一度使い方を確認する
災害時に初めて説明書を読むと、袋の付け方や凝固剤を入れる順番が分からないことがあります。
平常時に一回分を使って、家族で手順を確認しておきましょう。
袋が便器の水へ触れないようにする方法。
使用後の袋を閉じる方法。
防臭袋への入れ方。
保管場所。
子どもや高齢者を手伝う方法。
実際に試すことで、不足している物に気付きやすくなります。
Amazonで商品価格・在庫を確認したい方はこちらから↓↓↓
使用後の処分方法を確認する
使用済み簡易トイレの処分方法は、自治体や災害時のごみ回収方法によって異なります。
通常時に可燃ごみとして出せる商品でも、災害時は別の収集方法が指定される場合があります。
便袋を通常のごみ集積所へ勝手に置かず、自治体の案内を確認してください。
商品の吸収量、凝固時間、防臭性能、保存期間、袋の厚さ、入数は製品によって異なります。
購入前に商品表示を確認しましょう。
第5章|停電に備える電源と照明
電源用品は役割別に考える
停電時に必要な電源用品には、それぞれ役割があります。
モバイルバッテリーは、スマートフォンや小型機器の充電に向いています。
LEDランタンは、部屋全体を照らす用途に向いています。
懐中電灯やヘッドライトは、移動や作業時に前方を照らす用途に向いています。
乾電池は、ラジオ、ライト、時計などの予備電源になります。
ポータブル電源は、扇風機、Wi-Fiルーター、照明、冷蔵機器など、比較的大きな電力が必要な機器へ使えます。
Amazonで商品価格・在庫を確認したい方はこちらから↓↓↓
Amazonで商品価格・在庫を確認したい方はこちらから↓↓↓
停電時の電力優先順位
限られた電力は、次の順番を基本に考えます。
家族との連絡と情報収集。
生命維持に必要な医療・介護機器。
暑さや寒さへの対策。
夜間の照明。
食品や薬の保冷。
その他の家電。
家庭ごとに優先順位は変わります。
酸素濃縮器、吸引器、電動ベッドなどを使用している場合は、停電時の対応を医療機関や機器の事業者へ事前に確認してください。

ポータブル電源へ過度な期待をしない
ポータブル電源は便利ですが、容量が1000Wh前後あっても、すべての家電を普段どおり長時間使えるわけではありません。
実際に使える時間は、容量Whだけでは判断できません。
家電の消費電力
起動時の電力
出力方式
変換ロス
外気温
バッテリーの状態
これらによって稼働時間が変わります。
家庭用エアコン、大型冷蔵庫、電子レンジ、電気ケトルなどは消費電力が大きく、製品の定格出力を超える場合があります。
夏の停電時に、エアコンが使えない場合の体の冷やし方や移動判断については、『【災害・停電でエアコンが使えない】夏の暑さをどう乗り切る?在宅避難・電源確保・移動の判断を徹底解説』も参考にしてください。
ポータブル電源の保管と使用に注意する
ポータブル電源は、高温の車内や直射日光が当たる場所へ長期間置かないでください。
本体の膨らみ、変形、異臭、異常な発熱、水ぬれなどがある場合は、使用や充電を中止します。
経済産業局は、災害時のポータブル電源や携帯発電機の誤使用によって、火災や一酸化炭素中毒などの事故が起こる可能性を注意喚起しています。
ガソリンなどを使う携帯発電機は、屋内では絶対に使用しないでください。
屋外でも、窓、換気口、出入口の近くを避け、排気ガスが室内へ入らない場所で使用する必要があります。
私が停電で感じた電力配分の重要性
私は約6時間の停電時に、1000Wh級ポータブル電源を使いました。
冷蔵庫
Wi-Fi
扇風機
仕事で使用する一部の機器
これらを必要に応じて動かしました。
すべてを同時に使うのではなく、必要な機器を選びながら使用しました。
実際の停電経験と、その後に見直した備えについては、『【体験談】停電6時間で本当に困ったことは?我が家が見直した防災対策と役立った備え』で詳しく紹介しています。
第6章|衛生用品・薬・介護用品を忘れない
衛生用品を家族人数に合わせる
水と食料へ意識が向きやすいですが、災害時は衛生用品も必要です。
マスク
ウェットティッシュ
手指衛生用品
ティッシュペーパー
トイレットペーパー
歯磨き用品
生理用品
ごみ袋
使い捨て手袋
体を拭くシート
これらを家族人数と日数に合わせて準備します。
断水時は水を使った手洗いや入浴が難しくなるため、水を使わずに清潔を保つ用品が役立ちます。
Amazonで商品価格・在庫を確認したい方はこちらから↓↓↓
常備薬とお薬手帳
常備薬
お薬手帳
処方内容が確認できるメモや画像
かかりつけ医と薬局の連絡先
健康保険証などの情報
これらをまとめておきます。
処方薬を自己判断で長期間ためたり、服用方法を変えたりしないでください。
災害時の予備薬については、かかりつけの医師や薬剤師へ相談します。
冷蔵保存が必要な薬を使用している場合は、停電時の保管方法も事前に確認してください。
乳幼児・高齢者・介護が必要な人
乳幼児がいる場合は、次の物を確認します。
粉ミルクや液体ミルク
哺乳瓶
離乳食
紙おむつ
おしり拭き
着替え
母子健康手帳
高齢者や介護が必要な人がいる場合は、次の物を確認します。
介護用おむつ
尿取りパッド
とろみ剤
やわらかい食品
補聴器と予備電池
眼鏡
杖や歩行器
入れ歯用品
本人が普段から使っている物を中心に準備してください。
ペット用品
ペットフード
飲料水
薬
トイレ用品
リード
ケージ
予防接種などの記録
飼い主の連絡先が分かる物
人の備蓄とは別に計算し、避難先で受け入れ可能かも確認しておきましょう。
第7章|備蓄品は分散して保管する
一か所へまとめるだけでは危険
防災用品を一か所へまとめると管理はしやすくなります。
しかし、その場所が浸水したり、家具が倒れたり、火災が発生したりすると、すべてを取り出せなくなる可能性があります。
備蓄品は、種類と使用する場面に合わせて分散します。
おすすめの保管場所
玄関付近には、持ち出し袋、靴、ライト、ヘルメットなどを置きます。
寝室付近には、懐中電灯、靴、眼鏡、モバイルバッテリーなどを置きます。
キッチンには、食品、飲料水、カセットコンロなどを置きます。
トイレ付近には、簡易トイレ、防臭袋、トイレットペーパーなどを置きます。
2階には、浸水を想定した水、食品、ライトなどを置きます。
物置には、長期保存品や大型用品を置きます。

取り出せる重さに分ける
大量の水や食品を、大きな箱へまとめすぎないでください。
高齢者や子どもでも持てる重さに分けておくと、移動しやすくなります。
給水タンクも、20リットルでは水だけで約20キログラムになります。
5リットルや10リットルの容器を複数使う方が、家庭によっては扱いやすい場合があります。
車内保管には注意する
車は、自宅が被害を受けたときの分散収納場所として役立つことがあります。
しかし、夏の車内は非常に高温になります。
モバイルバッテリー
ポータブル電源
薬
カセットボンベ
一部の食品
これらを長期間置きっぱなしにしないでください。
車内には、温度変化の影響を受けにくい物だけを入れ、季節ごとに内容を見直しましょう。
災害後は安全確認を優先する
備蓄品を取り出すためでも、危険な建物へ無理に戻ってはいけません。
災害後の建物、電線、ガス設備、浸水した家電などの確認手順については、『【台風・地震の後に最初にすること】家の安全確認・被害写真・片付け・保険連絡の順番』を参考にしてください。
第8章|定期的に使って補充する
ローリングストックを生活へ組み込む
備蓄は、購入して終わりではありません。
食品や飲料を普段から使い、使った分を補充する習慣を作ります。
ローリングストックは、
蓄える
食べる
補充する
この流れを繰り返し、家庭内に一定量の食品を保つ方法です。
特別な非常食を大量に購入しなくても、普段の買い物の延長で始められます。
点検日を決める
毎月1日
季節の変わり目
防災の日
家族の誕生日
点検する日を決めると、忘れにくくなります。
確認する項目は次のとおりです。
食品の賞味期限
飲料水の期限
簡易トイレの保存状態
乾電池の期限と液漏れ
モバイルバッテリーの充電状態
ポータブル電源の残量
カセットボンベのさびや変形
薬や衛生用品の不足
乳幼児用品のサイズ
季節用品の入れ替え
一度は実際に使ってみる
LEDランタンは、停電した状態で操作できるでしょうか。
防災ラジオは、地域の放送を受信できるでしょうか。
簡易トイレは、家族全員が設置方法を理解しているでしょうか。
ポータブル電源には、必要なケーブルがそろっているでしょうか。
カセットコンロは、正常に点火できるでしょうか。
平常時に一度使い、不足や不具合を確認することが重要です。
台風前にも点検する
台風や大雨が予想される場合は、普段の定期点検とは別に、接近前の確認を行います。
屋外の片付け、窓、排水口、充電、断水への準備については、『【台風前に家でやること】窓・ベランダ・庭・停電・断水を48時間前から備えるチェックリスト』で時間順に解説しています。
災害が予想されてから大量の商品を買い集めるのではなく、平常時から少しずつ備えることが大切です。
第9章|家庭備蓄チェックリスト
水と食料
飲料水を1人1日3リットルで計算した。
最低3日分を用意した。
可能な範囲で7日分へ増やした。
生活用水を飲料水と分けた。
加熱せず食べられる食品を用意した。
家族人数×1日3食×日数で食数を確認した。
普段食べる食品をローリングストックしている。
乳幼児、高齢者、アレルギー、持病に合う食品を用意した。
ペットの水とフードを用意した。
トイレと衛生用品
簡易トイレを1人1日5回で計算した。
3日分または7日分を用意した。
便袋と凝固剤がそろっている。
防臭袋を用意した。
トイレットペーパーを用意した。
使い捨て手袋を用意した。
ウェットティッシュや手指衛生用品を用意した。
家族で簡易トイレの使い方を確認した。
自治体の処分方法を確認した。
電源と照明
スマートフォンの充電方法を複数用意した。
モバイルバッテリーを充電した。
LEDランタンを用意した。
懐中電灯またはヘッドライトを用意した。
乾電池の種類と本数を確認した。
防災ラジオの受信を確認した。
コードレス扇風機などの季節用品を確認した。
ポータブル電源の容量と定格出力を確認した。
電力を使う優先順位を家族で決めた。
携帯発電機を屋内で使わないことを共有した。
【図解⑦:家庭備蓄の総合チェックリスト】
薬と家族別の用品
常備薬を確認した。
お薬手帳をすぐに持ち出せる。
かかりつけ医や薬局の連絡先が分かる。
眼鏡の予備を用意した。
補聴器の予備電池を用意した。
乳幼児用品を確認した。
介護用品を確認した。
生理用品を確認した。
ペット用品を確認した。
収納と定期点検
備蓄品を複数の場所へ分散した。
家族全員が保管場所を知っている。
水を持てる重さに分けた。
家具の転倒で取り出せなくならないようにした。
車内へ高温に弱い物を置いていない。
賞味期限と使用期限を一覧にした。
毎月または季節ごとに点検している。
食べた物や使った物を補充している。
ランタンや簡易トイレを一度試した。

まとめ|家庭備蓄は人数と日数から計算する
家庭の防災備蓄は、何となく商品を集めるのではなく、家族人数と必要な日数から計算することが大切です。
飲料水は、1人1日3リットルを一つの目安にします。
1人では3日分で9リットル、7日分で21リットルです。
4人家族では3日分で36リットル、7日分で84リットルになります。
食料は、家族人数×1日3食×日数で考えます。
4人家族では、3日分で36食、7日分で84食が一つの目安です。
すべてを特別な非常食でそろえる必要はありません。
普段から食べている食品を少し多めに持ち、古い物から食べ、使った分を補充するローリングストックを活用してください。
簡易トイレは、1人1日5回を一つの目安にします。
4人家族では、3日分で60回、7日分で140回です。
便袋や凝固剤だけでなく、防臭袋、トイレットペーパー、使い捨て手袋、手指衛生用品も一緒に備えましょう。
電源用品は、スマートフォン、照明、暑さ対策、医療や介護、食品の保冷など、役割ごとに考えます。
ポータブル電源があっても、すべての家庭用家電を長時間動かせるとは限りません。
容量Whだけでなく、定格出力W、起動電力、使用環境などを確認してください。
備蓄品は、一か所へまとめすぎないことも重要です。
浸水、火災、家具の転倒などを考え、玄関、寝室、2階、物置などへ分散します。
ただし、車内は高温になるため、モバイルバッテリー、ポータブル電源、薬、食品、カセットボンベなどを長期間置かないでください。
防災用品は、買っただけでは十分ではありません。
期限を確認する。
定期的に充電する。
実際に使ってみる。
家族で保管場所と使い方を共有する。
不足した分を補充する。
この繰り返しが、災害時に本当に使える備蓄につながります。
必要な量は、家族構成、年齢、体調、地域、住宅環境、季節によって異なります。
まずは3日分から始め、無理のない範囲で1週間分へ増やしていきましょう。
商品の価格、容量、性能、付属品、保存期間、在庫は、メーカー、販売店、地域、購入時期によって変わります。
購入前には、メーカー公式情報と販売ページの最新内容を確認してください。
あわせて読みたい関連記事
家庭備蓄は、水や食料を用意するだけでなく、災害が起きる前後の行動まで合わせて考えることが大切です。
台風が近づく前に、窓、ベランダ、庭、排水口、停電、断水へ備える順番については、
👉【台風前に家でやること】窓・ベランダ・庭・停電・断水を48時間前から備えるチェックリストで詳しく解説しています。
台風や地震の後に、自宅の安全確認、被害写真の撮影、罹災証明書、保険会社への連絡、片付けを進める順番については、
👉【台風・地震の後に最初にすること】家の安全確認・被害写真・片付け・保険連絡の順番をご覧ください。
夏の停電でエアコンが使えなくなった場合の体の冷やし方、限られた電力の使い方、自宅待機と移動の判断については、
👉【災害・停電でエアコンが使えない】夏の暑さをどう乗り切る?在宅避難・電源確保・移動の判断を徹底解説でまとめています。
私が実際に約6時間の停電を経験したときに使用した物や、停電後に見直した生活用水、簡易トイレ、電力の使い方については、
👉【体験談】停電6時間で本当に困ったことは?我が家が見直した防災対策と役立った備えで紹介しています。
備蓄品は一度に大量購入するのではなく、普段から使う食品や日用品を少し多めに持ち、使用した分を補充するローリングストックを続けましょう。
防災備蓄に役立つ用品は楽天ROOMでも紹介しています
家庭の防災備蓄では、保存水、食品、簡易トイレ、LEDランタン、モバイルバッテリー、ポータブル電源、防災ラジオ、給水タンクなどを、家族人数と備蓄日数に合わせて準備することが大切です。
ただし、防災セットを一つ購入しただけで、家族全員の水、食料、トイレ、電源が十分にそろうとは限りません。
まずは現在持っている物を確認し、不足している物から少しずつ追加してください。
飲料水は1人1日3リットル、簡易トイレは1人1日5回を一つの目安として、家族人数と必要な日数から計算します。
食品は長期保存食だけに偏らず、缶詰、レトルト食品、パックご飯、飲料など、普段使っている物をローリングストックする方法も取り入れましょう。
ポータブル電源を選ぶ場合は、容量Whだけでなく、定格出力W、接続する家電の消費電力、充電時間、重量、端子、使用できる温度範囲を確認してください。
簡易トイレは、凝固剤の個数だけでなく、便袋、防臭袋、保存期間、使用後の処分方法も確認する必要があります。
保存水や食品は、賞味期限だけでなく、家族が普段から無理なく飲食できる物かも大切です。
商品の価格、容量、性能、付属品、保存期間、在庫、ポイント還元は、メーカー、販売店、地域、購入時期によって異なります。
購入前に、メーカー公式情報と販売ページの最新内容を確認してください。
私が実際に使用している物や、防災、停電、断水、暑さ対策、屋外作業に役立つと考えた用品は、楽天ROOMでも紹介しています。



“【防災備蓄は何日分必要?】家族人数別の水・食料・簡易トイレ・電源チェックリスト” に対して1件のコメントがあります。
コメントは受け付けていません。