【お盆の帰省で5分チェック】実家の防災は大丈夫?高齢の親を守る防災チェックリスト完全ガイド
お盆や夏休みになると、久しぶりに実家へ帰省する方も多いのではないでしょうか。
久しぶりに会う両親。
孫の成長を喜ぶ笑顔。
家族みんなで囲む食卓。
帰省は、とても大切な時間です。
その一方で、皆さんに一つ提案です。
帰省したら、ほんの5分だけ実家の防災を確認してみませんか。
私は仙台市で柔道整復師として働きながら、暮らしサポートも行っています。
高齢者のお宅へ伺うことも多くありますが、
「昔買った防災用品が押し入れに入ったまま。」
「懐中電灯の電池が液漏れしていた。」
「避難場所を知らなかった。」
そんな場面を何度も見てきました。
昨年、私自身も約6時間の停電を経験しました。
電気が止まるだけで、
冷蔵庫。
照明。
スマートフォン。
エアコン。
当たり前だった生活は、一瞬で変わります。
若い私たちでも不安になる出来事です。
もしそれが、高齢のご両親だけだったらどうでしょう。
この記事の目的は一つです。
帰省したあなたが、ご両親と一緒に5分だけ家の中を確認すること。
その5分が、大切な家族の命を守る時間になるかもしれません。
ぜひスマートフォンを片手に、一緒に確認してみてください。
【保存版】5分でできる実家の防災チェックリスト
まずは、ご両親と一緒に確認してみましょう。
チェックが付かない項目は、お盆休みの間に一緒に準備してあげることをおすすめします。

この中で一つでも「分からない」があれば、今日確認する価値があります。
防災は、「全部そろえること」よりも「何が足りないかを知ること」が大切です。
第1章|まず確認したい「命を守る」5つの備え
チェックリストにはたくさんの項目があります。
しかし、その中でも特に優先して確認したいものがあります。
それが、
・飲み水。
・食料。
・照明。
・情報。
・電気。
この5つです。
① 飲み水は本当に足りますか?
防災では、1人1日3L。
これが一つの目安になります。
しかし、高齢者のお宅へ伺うと、「水道があるから大丈夫。」と言われる方も少なくありません。
ところが、地震や台風では断水することがあります。
また、マンションでは停電によって給水ポンプが止まり、水が出なくなることもあります。
飲み水はもちろん、
薬を飲む水。
食事を作る水。
体を拭く水。
思っている以上に必要になります。
賞味期限も忘れず確認しましょう。
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② 食料は「調理しなくても食べられる」がポイント
カップラーメンだけでは安心とは言えません。
停電すると、お湯を沸かせないこともあります。
ガスが止まる可能性もあります。
おすすめなのは、
レトルト食品。
缶詰。
ゼリー飲料。
栄養補助食品。
ビスケット。
羊羹。
普段から食べ慣れている物を少し多めに買い置きしておく「ローリングストック」がおすすめです。
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③ 懐中電灯は「点くか」まで確認していますか?
押し入れにしまったまま、何年も開けていない懐中電灯はありませんか。
いざ使おうと思ったら、
電池切れ。
液漏れ。(危険)
接触不良。
意外と多いものです。
帰省したタイミングで一緒にスイッチを入れて確認するだけでも安心できます。
さらにおすすめなのがLEDランタンです。
懐中電灯は一点を照らします。
一方、LEDランタンは部屋全体を照らせます。
夜中にトイレへ行く時や、転倒防止にも役立ちます。
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④ 情報収集できる準備はありますか?
停電するとテレビが映らなくなります。
スマートフォンも充電がなくなれば使えません。
そんな時に役立つのが、
ラジオ。
スマートフォン。
モバイルバッテリーです。
情報があるだけで、人は安心できます。
反対に、情報が入らないと不安は一気に大きくなります。
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⑤ 電気をどう確保するか
停電すると、
照明。
冷蔵庫。
扇風機。
スマートフォン。
すべて止まります。
私は昨年、約6時間の停電を経験しました。
その時改めて感じたのは、「電気は生活そのもの」ということでした。
もし高齢のご両親だけだったら…。
そう考えると、電気を確保する方法を一緒に考えておくことも、大切な親孝行だと思います。
💡 柔道整復師のコラム①|高齢者は自分で「暑い」と気付きにくい
高齢になると、喉の渇きや暑さを感じる力が少しずつ低下します。
そのため、本人は「まだ大丈夫」と思っていても、身体は脱水や熱中症へ向かっていることがあります。
停電でエアコンが止まれば、その危険性はさらに高まります。
だからこそ、飲み水の備蓄や涼しく過ごすための準備、そして停電時の対策を事前に考えておくことが、ご両親の健康を守ることにつながります。
第2章|実家の中を一緒に歩いて確認したいポイント
飲み水や食料を確認したら、次は家の中を一緒に歩いてみましょう。
防災というと備蓄品ばかりに目が向きますが、実際には家の中の環境もとても重要です。
高齢になると、普段は気にならなかった小さな段差や家具の配置が、大きな事故につながることがあります。
「いつも生活している家だから大丈夫。」
そう思っていても、停電や地震が起きると状況は一変します。
ぜひ、ご両親と会話をしながら確認してみてください。
家具はしっかり固定されていますか?
大きな地震では、家具が倒れるだけで避難できなくなることがあります。
特に確認したいのは、
・タンス
・食器棚
・本棚
・テレビ
・冷蔵庫
です。
寝室に大きな家具がある場合は、寝ている間に倒れてくる危険もあります。
家具固定器具が付いているか。
壁へ固定されているか。
一緒に確認してみましょう。
避難経路に物が置かれていませんか?
停電すると、家の中は真っ暗になります。
昼間なら問題ない場所でも、夜では見え方がまったく違います。
例えば、
新聞紙。
段ボール。
買い物袋。
観葉植物。
コード類。
こうした物が通路に置いてあるだけでも、転倒の原因になります。
特にトイレまでの動線は必ず確認しておきましょう。
夜中に慌てて歩くことを想像すると、危険な場所が見えてきます。
💡 柔道整復師のコラム②|転倒は「寝たきり」の始まりになることもあります
柔道整復師として多くの高齢者の方と接してきましたが、「家の中で転んだ」というきっかけで生活が大きく変わるケースは少なくありません。
特に太ももの付け根(大腿骨近位部)を骨折すると、手術や長期間の入院が必要になることがあります。
その結果、筋力が低下し、以前のように歩けなくなってしまう方もいます。
認知症のきっかけにもなりかねます。
防災は「災害そのもの」だけではありません。
災害時に転倒しない環境をつくることも、大切な防災の一つです。
延長コード・タコ足配線は大丈夫ですか?
実家を見渡すと、
テレビ周り。
電子レンジ。
炊飯器。
エアコン。
こたつ。
など、長年使っている延長コードがそのままになっていることがあります。
古くなったコードは被覆が傷み、発熱や発火の原因になることがあります。
また、タコ足配線は一度に多くの電気が流れるため、火災のリスクも高くなります。
コードにホコリがたまっていないか。
家具の下敷きになっていないか。
コンセントがぐらついていないか。
帰省したタイミングで一緒に確認してあげましょう。
ブレーカーの場所は分かりますか?
意外と見落としがちなのがブレーカーです。
停電した時。
漏電ブレーカーが落ちた時。
復旧後に安全確認をする時。
ブレーカーの場所を知らないと、対応が遅れてしまいます。
ご両親だけでなく、帰省した家族も場所を確認しておくと安心です。
「どこにあるの?」
「どうやって戻すの?」
そんな会話をするだけでも、防災意識は大きく変わります。

第3章|もし今日、実家が停電したら…
ここで一度、想像してみてください。
もし今日、この瞬間に停電したらどうなるでしょうか。
冷蔵庫は止まります。
照明は消えます。
テレビは映りません。
電子レンジも使えません。
夏ならエアコンも止まり、室内は少しずつ暑くなっていきます。
そして何より困るのが、スマートフォンの充電です。
情報を得る手段。
家族と連絡を取る手段。
緊急時の連絡手段。
そのすべてがスマートフォンに集約されている今、充電が切れてしまうことは大きな不安につながります。
私は昨年、前触れなく約6時間の停電を経験しました。
停電そのものは復旧しましたが、その間に改めて感じたのは、「電気があることは当たり前ではない」ということです。
ポータブル電源があったことで、スマートフォンの充電を維持し、冷蔵庫や扇風機を使うことができました。
家族も落ち着いて過ごすことができ、「備えていて良かった」と心から感じました。
高齢のご両親だけで同じ状況になった時を考えると、やはり事前の備えは大切だと思います。

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第4章|「これだけは追加したい」実家の防災用品
チェックリストを見て、「足りないかも」と感じた物があれば、お盆の帰省中に一緒に準備しておくことをおすすめします。
すべてを一度にそろえる必要はありません。
まずは、本当に必要な物から少しずつ備えていきましょう。
LEDランタン
停電時の明かりは、安全を守るためにも欠かせません。
懐中電灯だけでは部屋全体を照らせないため、置いて使えるLEDランタンがあると安心です。
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簡易トイレ
断水すると、水洗トイレは普段通り使えなくなることがあります。
特に高齢者はトイレを我慢すると体調を崩す原因にもなるため、簡易トイレは優先して備えておきたい用品です。
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モバイルバッテリー
スマートフォンの充電を確保するために、1台あるだけでも安心感が違います。
普段から充電しておく習慣も大切です。
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ポータブル電源
停電時でも照明やスマートフォン、コードレス扇風機などを使えるため、高齢のご両親にも心強い備えになります。
操作がシンプルで、安全性の高いモデルを選ぶと安心です。

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第5章|防災用品より大切なのは「親と話す時間」です
防災用品を準備することは、とても大切です。
しかし、それ以上に大切なことがあります。
それは、ご両親と「もしもの時」の話をすることです。
防災用品は、買えば終わりではありません。
どこに置いてあるのか。
どうやって使うのか。
何を優先して持ち出すのか。
家族みんなが知っていて初めて、本当の備えになります。
帰省した時だからこそ、少しだけ時間を作って話してみませんか。

避難場所は知っていますか?
「避難所は近くの小学校だよ。」そんな返事が返ってくるかもしれません。
でも、
実際に歩いて何分かかるでしょうか。
坂道はありませんか。
夜でも行けるでしょうか。
避難場所を知っていても、そこまで安全に行けるかどうかは別の話です。
時間があれば、ご両親と一緒に歩いてみるのもおすすめです。
普段気付かなかった危険な場所が見つかるかもしれません。
家族の連絡方法は決めていますか?
災害時は電話がつながりにくくなることがあります。
だからこそ、
誰へ連絡するのか。
連絡が取れない時はどうするのか。
集合場所はどこにするのか。
事前に決めておくだけでも安心です。
また、スマートフォンだけではなく、紙に書いた連絡先を冷蔵庫や電話の近くへ貼っておくこともおすすめです。
お薬や持病の確認も忘れずに
高齢になると、毎日薬を飲んでいる方も少なくありません。
災害時に薬がなくなると、とても困ります。
帰省したタイミングで、
・薬は何日分あるか。
・かかりつけ病院はどこか。
・お薬手帳はどこにあるか。
・保険証やマイナ保険証はすぐ取り出せるか。
一緒に確認しておきましょう。
持病がある方は、災害時に配慮が必要になることもあります。
家族が知っているだけでも安心感は大きく変わります。
ご近所とのつながりも大切です
昔は、ご近所同士で助け合うことが当たり前でした。
今は一人暮らしや高齢者世帯も増えています。
だからこそ、
「困った時に声を掛けられる人がいるか。」
「自治会や町内会とのつながりがあるか。」
これも立派な防災です。
離れて暮らす家族だけでは、すぐに駆け付けられないこともあります。
普段から地域とのつながりがあるだけで、安心感は大きく違います。
💡 柔道整復師のコラム③|「安心」は身体の健康にもつながります
柔道整復師として高齢者の方と接していると、「安心して暮らせること」が健康に与える影響はとても大きいと感じます。
災害への不安や、「子どもに迷惑をかけたくない」という気持ちを抱えながら生活している方も少なくありません。
そんな時、お盆や夏休みに子どもや孫が帰ってきて、一緒に家の中を見てくれたり、防災用品を確認してくれたりするだけで、「これで安心だね」と笑顔になる方を何度も見てきました。
安心感は、心だけではなく身体にも良い影響を与えます。
不安が減ることで睡眠の質が改善し、生活への意欲が高まることもあります。
防災は、命を守るだけではありません。
大切な家族が安心して毎日を過ごせる環境をつくることも、防災の大きな役割だと思います。
まとめ|一緒に確認する5分が、最高の親孝行になるかもしれません
お盆や夏休みの帰省は、久しぶりに家族が集まる大切な時間です。
その時間の中で、ほんの5分だけ実家の防災について話してみませんか。
飲み水はあるかな。
懐中電灯は点くかな。
避難場所は知っているかな。
停電したらどうするかな。
そんな何気ない会話が、ご両親の安心につながります。
防災用品をプレゼントすることも素敵です。
でも、それ以上に価値があるのは、一緒に確認し、一緒に考える時間です。
「ありがとう。」
「これで安心だね。」
そんな言葉を交わせる時間こそ、最高の親孝行なのかもしれません。
今年のお盆は、ぜひこの記事をスマートフォンで開きながら、ご両親と一緒に実家の防災チェックをしてみてください。
その5分が、いつか家族の命を守る大切な時間になることを願っています。
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