【台風前に家でやること】窓・ベランダ・庭・停電・断水を48時間前から備えるチェックリスト

台風が接近するというニュースを見ても、何から準備すればよいのか分からず、不安になる方は多いと思います。

窓へテープを貼るべきなのか。

ベランダの植木鉢はどこへ移動すればよいのか。

停電や断水に備えて、何を充電し、どのくらい水を用意すればよいのか。

準備することが多いため、台風が近づいてから慌ててしまうこともあります。
台風への備えで大切なのは、雨や風が強くなる前に、屋外の作業を終わらせておくことです。

内閣府は、大雨が降る前や風が強くなる前に、窓や雨戸の確認、側溝や排水口の清掃、飛ばされそうな物の固定や屋内への移動を行うよう案内しています。
この記事では、自宅で確認しておきたい窓、ベランダ、庭、排水口、停電、断水への備えを、48時間前、24時間前、6時間前の時間軸で整理します。
戸建て住宅だけでなく、集合住宅や賃貸住宅での注意点も解説します。

私は柔道整復師として理感整骨院を運営しながら、出張整体トラストと暮らしサポートの活動も行っています。
暮らしサポートでは、草刈り、庭仕事、家具移動、お墓掃除、防災用品の設定などを行っています。

高齢者のお宅では、重い植木鉢や物干し竿を一人で移動できないことがあります。
台風が接近してから家族へ連絡しても、すでに雨風が強くなり、片付けに行けないことも考えられます。

離れて暮らす家族や、片付けを一人で行うことが難しい方がいる場合は、早めに連絡することが大切です。

私自身も、残暑の時期に近隣の電柱事故による約6時間の停電を経験しました。
ポータブル電源を使って、冷蔵庫、Wi-Fi、扇風機などを動かしましたが、停電してから準備できることには限界があると実感しました。

今回は停電が発生した後ではなく、台風が接近する前にできる準備へ重点を置いて解説します。

目次

第1章|台風対策は雨や風が強くなる前に終わらせる

台風の進路だけで判断しない

台風が自宅の近くを通るかどうかだけで、安全を判断しないことが大切です。
台風から離れた地域でも、湿った空気の影響によって大雨が続く場合があります。

確認する情報は、台風の中心位置だけではありません。

大雨

暴風

洪水

土砂災害

高潮

河川の水位

これらの情報も確認してください。
気象庁は、防災気象情報を警戒レベルと対応させて案内しています。

警戒レベル2では、ハザードマップなどを使って避難先や避難経路を確認する段階です。

警戒レベル3に相当する情報が発表された場合は、高齢者など避難に時間がかかる人がいる家庭では、早めの避難を具体的に検討する必要があります。

ハザードマップを確認する

自宅の周辺に、どのような危険があるか確認します。

洪水浸水想定区域。

土砂災害警戒区域。

高潮の危険がある地域。

低い土地やアンダーパス。

避難所までの経路。

これらを自治体のハザードマップで確認します。
避難所が自宅から近くても、途中に川、崖、冠水しやすい道路がある場合は、安全に移動できない可能性があります。
避難先は一か所だけに決めず、複数の候補を考えておきましょう。

避難所の設備を過信しない

指定避難所へ行けば、必ず冷房、電源、飲料水、充電設備が使えるとは限りません。
施設の設備や停電状況、断水状況、避難者数によって利用できる環境は異なります。

親族や知人の家、ホテルなども含めて、安全な場所を複数考えておくと判断しやすくなります。
ただし、災害の種類によって安全な避難先は変わります。

自治体から避難指示が出た場合や、気象庁の危険度情報が高まった場合は、自分の予定よりも公式情報を優先してください。

雨や風が強くなったら屋外作業を中止する

台風対策は、天候が悪化してから始めるものではありません。

屋根へ上る。

雨どいを直す。

側溝を掃除する。

サンシェードを外す。

植木鉢を運ぶ。

このような作業は、雨や風が強くなる前に終わらせます。
風雨が強くなった後は、飛ばされそうな物が見えても取りに行かないでください。

物を守るよりも、自分と家族の安全を優先します。

第2章|48時間前に確認すること

台風接近の可能性が高まったら、最初に情報、連絡、電源、備蓄を確認します。

48時間前は、まだ買い物や屋外の片付けを安全に行いやすい段階です。

気象情報と自治体の情報を確認する

気象庁の台風情報だけでなく、自治体の防災情報も確認します。

自治体の防災メール。

公式LINE。

防災アプリ。

公式SNS。

防災行政無線。

複数の方法で情報を受け取れるようにします。
スマートフォンだけに頼ると、停電や通信障害で確認できなくなる可能性があります。

乾電池式や充電式の防災ラジオがある場合は、受信できるか確認してください。

家族の連絡方法を決める

家族が仕事、学校、外出先などに分かれている時間に台風が接近することがあります。

自宅へ戻るのか。

職場や学校で待機するのか。

別の避難先へ移動するのか。

電話がつながらない場合に、どの方法で連絡するのか。

家族で確認します。

電話だけでなく、短いメッセージや災害用伝言サービスも選択肢になります。

高齢者や離れて暮らす家族へ連絡する

離れて暮らす高齢の家族がいる場合は、早めに状況を確認します。

庭やベランダに重い物がないか。

窓や雨戸を閉められるか。

薬や飲料水があるか。

避難するときに移動を手伝う人がいるか。

これらを確認してください。
暮らしサポートの経験では、ベランダや庭全体の写真を送ってもらうと、片付ける物を整理しやすくなります。

正面だけでなく、排水口、物干し場、植木鉢、自転車、窓周辺も撮影すると確認しやすくなります。

電源を充電する

次の機器を満充電に近づけます。

スマートフォン

モバイルバッテリー

ポータブル電源

コードレス扇風機

USB扇風機

LEDランタン

充電式ラジオ

補聴器や医療機器の予備電源

機器だけでなく、必要な充電ケーブルやACアダプターも一か所へまとめます。
ポータブル電源が満充電でも、すべての家電を長時間動かせるわけではありません。

容量Wh、定格出力W、家電の起動電力、使用環境によって稼働時間は変わります。


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飲料水・食品・薬を確認する

飲料水

加熱せず食べられる食品

常備薬

お薬手帳

簡易トイレ

ウェットティッシュ

ごみ袋

これらの在庫と保存期限を確認します。
不足している物があっても、台風直前に買いだめをする必要はありません。

家族構成と自宅の備蓄状況を確認し、必要な分を補います。
商品の価格、容量、保存期間、付属品は、メーカー、販売店、地域、購入時期によって異なります。

購入前に商品表示を確認してください。

車の燃料を確認する

車で避難する可能性がある場合は、燃料や充電残量を確認します。
ただし、車があれば安全に避難できるとは限りません。

道路が冠水すると、車両が停止し、水圧によってドアが開けにくくなる危険があります。
国土交通省は、大雨時には早めの避難を心がけ、冠水した道路へ安易に進入しないよう案内しています。

台風が接近する48時間前、24時間前、6時間前に行う準備を時間順にまとめた図解。
48時間前は、台風の進路や雨風の予報、ハザードマップ、避難先、家族の連絡方法を確認し、高齢の家族への連絡、ポータブル電源やモバイルバッテリーの充電、飲料水、保存食、常備薬、車の燃料などを確認する。
24時間前は、ベランダや庭の植木鉢、物干し竿、ごみ箱、自転車などを移動し、サンシェード、すだれ、よしずを外し、側溝や排水口を掃除する。
雨どいは地上から安全に確認し、集合住宅では避難ハッチや通路をふさがないようにする。
6時間前は、窓の鍵を確認し、雨戸やシャッター、カーテン、ブラインドを閉め、窓際から家具や寝具を離す。
あわせて、スマートフォン、ライト、扇風機を最終充電し、冷凍ペットボトルや保冷剤、飲料水、生活用水、持ち出し用品を手元に準備する。
雨や風が強くなってから屋外作業を行わないこと、養生テープだけに頼らないこと、避難情報が出た場合は早めに行動することも注意点として示している。

第3章|24時間前にベランダと庭を片付ける

台風の風は、普段は動かない物でも持ち上げたり、転倒させたりすることがあります。

飛ばされた物は、自宅の窓だけでなく、近隣の住宅、車、人を傷つける可能性があります。

片付ける物を写真で整理する

最初に、庭やベランダの全体写真を撮ります。
写真を見ながら

室内へ入れる物。

物置へ移す物。

倒しておく物。

固定する物。

処分する物。

に分けます。
片付けた後にも写真を撮ると、移動した物や固定状態を確認できます。

ベランダで片付ける物

物干し竿

ハンガー

洗濯ばさみ

植木鉢

プランター

じょうろ

ほうき

ちり取り

ごみ箱

小型の棚

サンダル

子どもの玩具

折りたたみ椅子

これらは、できるだけ室内や物置へ移します。
物干し竿は、物干し台から下ろして床へ置くだけでは、転がったり飛ばされたりすることがあります。

可能であれば室内へ移してください。

庭で片付ける物

屋外用の椅子とテーブル

パラソル

脚立

園芸用品

スコップ

熊手

ホースリール

空のバケツ

子どもの遊具

バーベキュー用品

自転車

これらも移動または固定します。
軽い物だけでなく、風を受ける面積が大きい物にも注意が必要です。

重いから飛ばないと思っていたテーブルや収納箱も、風で転倒する可能性があります。

サンシェード・すだれ・よしずを外す

サンシェード、すだれ、よしずは、夏の日差しを遮るのに役立ちます。

一方で、広い面積で風を受けるため、強風時には飛散や固定部分の破損につながります。
台風の暴風域に入ってからではなく、24時間前を目安に早めに外します。

窓の暑さ対策用品の選び方や、強風時の注意点については、『【夏の窓の暑さ対策】遮熱カーテン・すだれ・サンシェード・断熱シートはどれが効果的?』も参考にしてください。

自転車は移動または転倒防止を行う

自転車は風で倒れやすく、通路や避難経路をふさぐことがあります。
可能であれば屋内の駐輪場や風の影響を受けにくい場所へ移動します。

集合住宅では、共用廊下へ勝手に移動しないでください。
管理規約や管理会社の案内を確認します。

集合住宅の避難経路をふさがない

集合住宅のベランダでは、次の場所を空けておきます。

避難ハッチ

隣室との仕切り板

避難通路

雨水の排水口

ベランダは専用で使用していても、共用部分として扱われる場合があります。
大きな荷物を避難ハッチの上へ置かないでください。

台風前にベランダや庭から片付けたい物をまとめた図解。
ベランダでは、物干し竿、ハンガー、洗濯ばさみ、植木鉢、プランター、じょうろ、ほうき、ちり取り、ごみ箱、小型の棚、サンダル、子どもの玩具、折りたたみ椅子などを、室内や物置へ移動するよう示している。
庭では、屋外用の椅子とテーブル、パラソル、脚立、園芸用品、スコップ、熊手、ホースリール、空のバケツ、子どもの遊具、バーベキュー用品、自転車などを片付ける内容をまとめている。
サンシェード、すだれ、よしずは風を受けやすいため、強風前に早めに取り外すこと、自転車は安全な場所へ移動すること、重い物でも風を受ける面積が広い場合は転倒や飛散に注意することを説明している。
集合住宅では、避難ハッチ、隣室との仕切り板、共用通路、排水口をふさがないよう注意することを示している。
また、雨や風が強くなってから屋外作業を行わないこと、片付け前に写真を撮っておくと、移動する物を整理しやすく、元の状態へ戻すときにも役立つことを案内している。

第4章|側溝・排水口・雨どいを確認する

台風では、短時間に強い雨が降る場合があります。
排水経路が詰まっていると、ベランダや庭、玄関前へ水がたまりやすくなります。

内閣府も、大雨前に側溝や排水口を掃除し、水はけをよくしておくよう案内しています。

ベランダの排水口を掃除する

排水口周辺の落ち葉

髪の毛

洗濯物の糸くず

ビニール

ごみ

これらを取り除きます。
排水口の奥へ無理に道具を押し込まないでください。

見える範囲を掃除しても水が流れにくい場合は、管理会社や専門業者へ相談します。

玄関前や庭の側溝を確認する

側溝に落ち葉や泥がたまっている場合は、天候が安定している間に取り除きます。
ふたが重い場合は、一人で無理に持ち上げないでください。

道路側の側溝や公共部分を勝手に分解したり、ふたを外したままにしたりすると危険です。
自宅敷地内で、安全に確認できる範囲にとどめます。

雨どいは地上から確認する

雨どいに草が生えている。

継ぎ目が外れている。

一部が傾いている。

雨水があふれた跡がある。

このような異常がないか、地上から確認します。
屋根や脚立へ上って確認する必要がある場合は、自分で行わず専門業者へ相談してください。

高所作業は、晴れている日でも転落事故につながります
雨や風が強くなってから雨どいを直すことは、絶対に避けてください。

土のうや止水板は設置方法を確認する

浸水が想定される住宅では、土のうや止水板を準備している場合があります。
玄関や勝手口、車庫など、設置する場所を事前に確認します。

製品によって、吸水させて使うタイプ、袋へ土や水を入れるタイプ、板状のタイプがあります。
設置方法、使用できる水位、処分方法は商品によって異なります。

商品説明と自治体の案内を確認してください。


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台風前に確認したい側溝、排水口、雨どいの点検方法をまとめた図解。
側溝や排水口では、落ち葉、土、枝、ビニール、ごみ、泥などを取り除き、水がスムーズに流れるか確認することを示している。
排水口のふたを外す場合は、安全に扱える範囲にとどめ、掃除後は元に戻すことを案内している。
雨どいは地上から確認し、落ち葉や枝の詰まり、外れ、ゆがみなどがないかを見ることを説明している。
はしごや脚立を使った高所作業は避け、異常がある場合は専門業者へ相談するよう注意している。
また、掃除前後の写真を撮ると、詰まりの解消や今後のメンテナンスに役立つことを示している。
雨や風が強くなってから屋外作業をしないこと、排水口へ油や洗剤を大量に流さないこと、ごみを排水口へ流さず回収して処分することも注意点としてまとめている。

第5章|窓・雨戸・シャッターを確認する

台風による窓の被害は、風圧だけでなく、飛来物が当たることで起こる場合があります。

窓へ何かを貼るだけではなく、屋外の飛来物を減らすことが重要です。

窓の鍵を確認する

窓を閉め、鍵が最後までかかるか確認します。
補助錠がある場合は、動作を確認します。

サッシのレールにごみや小石があると、窓が最後まで閉まらない場合があります。
安全に掃除できる範囲で取り除いてください。

雨戸・シャッターを早めに動かす

雨戸やシャッターは、台風が近づく前に一度動かします。
長期間使っていない場合は、固着して動かないことがあります。

閉まらないからといって、風雨が強くなってから外へ出て直してはいけません。
異常がある場合は、天候が悪化する前にメーカーや専門業者へ相談します。

カーテンやブラインドを閉める

雨戸やシャッターがない窓では、カーテンやブラインドを閉めます。
内閣府も、飛来物が窓を破った場合に備えて、カーテンやブラインドを下ろしておく方法を紹介しています。

カーテンは窓ガラスを割れなくするものではありません。
万が一割れた場合に、破片が室内へ広がるのを減らす補助として考えます。

養生テープを過信しない

窓ガラスへ養生テープを貼っても、ガラス自体の強度が大きく上がり、割れなくなるわけではありません。
テープだけで窓を守れると考えないでください。

屋外の飛来物を片付ける。

雨戸やシャッターを閉める。

カーテンやブラインドを閉める。

窓から離れて過ごす。

これらを優先します。

飛散防止フィルムは平常時に施工する

飛散防止フィルムは、ガラスが割れた際に破片が飛び散るのを抑える目的で使われます。
台風の直前に慌てて貼るのではなく、平常時に対応する窓ガラスを確認して施工します。

単板ガラス

複層ガラス

Low-Eガラス

網入りガラス

強化ガラス

ガラスの種類によって、使用できるフィルムが異なります。
メーカーが指定する対応ガラス、施工条件、熱割れの注意事項を確認してください。

窓際から家具や寝具を離す

窓の近くにベッド、布団、ソファ、テレビなどがある場合は、可能な範囲で離します。
子どもや高齢者は、雨戸やシャッターがある場合でも、窓から離れた部屋で過ごす方が安全です。

ガラスが割れた場合に備え、室内でも靴や厚手のスリッパをすぐ使える場所へ置いておきます。

台風前に確認したい窓、雨戸、シャッターの備えをまとめた図解。
窓の鍵が最後まで閉まるか、サッシにゆがみやがたつきがないか、補助錠が使えるかを確認する内容を示している。
雨戸やシャッターがある場合は、風雨が強くなる前に閉め、正常に動くか、ロックできるかを早めに確認するよう案内している。
雨戸やシャッターがない窓では、カーテンやブラインドを閉め、飛散防止フィルムを使用する場合は対応するガラスや施工条件を事前に確認することを説明している。
養生テープだけで窓ガラスが割れなくなるわけではなく、飛散物を減らすためにベランダや庭を片付け、窓から離れて過ごすことを優先するよう示している。
室内では、窓際の家具や家電、寝具を離し、換気口や通風口が外れないか確認することもまとめている。
強風時に窓を開けないこと、雨風が強くなってから高所作業や屋外作業をしないこと、テープだけに頼らないことを注意点として示している。

第6章|停電前に電源と冷蔵庫を準備する

台風では、倒木や飛来物、設備の損傷などによって停電する可能性があります。

停電が発生してからでは、充電や保冷の準備ができません。

充電する物を一か所へ集める

スマートフォン

モバイルバッテリー

ポータブル電源

コードレス扇風機

LEDランタン

充電式ラジオ

補聴器

医療機器の予備電源

これらを充電します。
充電器、ケーブル、変換端子も一緒にまとめます。

台風通過中に探し回らなくてもよい状態にしてください。


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電力の優先順位を決める

停電時は、次の順番を基本に考えます。

連絡と情報収集。

必要な医療・介護機器。

暑さや寒さへの対策。

最低限の照明。

食品や飲料の保冷。

その他の家電。

ポータブル電源の容量が大きくても、家庭用エアコンや冷蔵庫を必ず長時間動かせるとは限りません。
家電の消費電力、起動時の電力、外気温、設定、変換ロスなどによって稼働時間は変わります。

冷蔵庫の中を整理する

傷みやすい食品を確認します。
停電前に消費できる物は、早めに使います。

飲料や頻繁に取り出す食品を、別の保冷バッグやクーラーボックスへ移せるよう準備します。
停電した後に冷蔵庫を何度も開けると、冷気が逃げやすくなります。

冷凍ペットボトルと保冷剤を準備する

水を入れたペットボトルを凍らせる場合は、水の膨張を考えて満杯にしないでください。
冷凍ペットボトルや保冷剤は、冷蔵庫、クーラーボックス、体の冷却などに使えます。

食品用と体の冷却用を分けておくと、衛生的に使いやすくなります。

停電後の行動も確認する

停電が発生した場合は、冷蔵庫をむやみに開けないことが大切です。

窓から入る日差しを抑え、家族を比較的涼しい部屋へ集めます。

限られた電力の使い方や、子ども・高齢者の体調確認、自宅待機と移動の判断については、『【災害・停電でエアコンが使えない】夏の暑さをどう乗り切る?在宅避難・電源確保・移動の判断を徹底解説』で詳しくまとめています。

第7章|断水前に水とトイレを準備する

台風では、浄水施設や水道管の被害だけでなく、停電によって水道が使えなくなる場合があります。

集合住宅では、給水ポンプの停止によって断水することがあります。

飲料水と生活用水を分ける

飲料水は、飲むことと食品に使うことを優先します。

生活用水は、手洗い、トイレ、清掃などに使います。

清潔な飲料水を、最初からトイレ用に使い切らないようにしてください。


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容器を清潔にする

飲料水を入れる容器は、飲料用として使用できる清潔な物を使います。

灯油、薬品、洗剤などに使用した容器を再利用しないでください。

生活用水用の容器と、飲料水用の容器を分け、家族が間違えないよう表示します。

浴槽へ水をためる場合の注意点

内閣府は、断水への備えとして浴槽へ水を張るなど、生活用水を確保する方法を紹介しています。
ただし、小さな子どもがいる家庭では、浴槽への転落や溺水に注意が必要です。

浴室の扉を施錠する。

子どもだけで浴室へ入れないようにする。

家族で水をためていることを共有する。

このような対策を行ってください。

簡易トイレを確認する

簡易トイレ

凝固剤

防臭袋

トイレットペーパー

ウェットティッシュ

ごみ袋

使い捨て手袋

これらを一か所へ集めます。
簡易トイレは、便器が使える状態でも水を流せないときに役立ちます。

使用回数だけでなく、防臭袋の有無、保存期限、処理方法も確認してください。


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トイレへ大量の水を流さない

断水していても、浴槽の水を使ってトイレを流せる場合があります。

しかし、下水道や排水設備が被害を受けている場合は、水を流さないよう案内されることがあります。
集合住宅でも、排水管の状況によって使用を控える必要がある場合があります。

自治体や管理会社の案内を確認してください。

台風による停電や断水へ備えて、事前に準備したい物をまとめた図解。
電源の備えとして、ポータブル電源、モバイルバッテリー、乾電池、懐中電灯、LEDランタン、防災ラジオの充電や動作確認を行う内容を示している。
水の備えでは、飲料水と生活用水を分けて確保し、清潔な容器、給水袋、トイレ用の水などを準備するよう案内している。
浴槽へ水をためる場合は、小さな子どもの転落や溺水を防ぐため、浴室へ入れない対策が必要である。
食品と日用品では、加熱せず食べられる保存食、紙皿、紙コップ、ラップ、常備薬、救急用品、生理用品、介護用品などを確認する内容をまとめている。
冷蔵庫と冷凍庫は開閉回数を減らし、保冷剤、冷凍ペットボトル、保冷バッグ、クーラーボックスを準備することを示している。
暑い時期には扇風機、冷却タオル、保冷剤、うちわなどを準備し、季節に応じた体温調節用品を確認するよう説明している。
そのほか、車の燃料、重要な連絡先、避難場所、少額の現金、持ち出し袋などを確認することも示している。
停電や断水が始まってから買い物や給水へ出ないこと、不確かな情報をうのみにしないこと、雨風が強い中で屋外作業や高所作業をしないことを注意点としてまとめている。
商品の容量、保存期間、性能、付属品は製品や購入時期によって異なるため、表示やメーカー公式情報を確認する必要がある。

第8章|子ども・高齢者・持病がある人の準備

台風時は、避難の準備や移動に時間がかかる人を優先して考えます。

常備薬とお薬手帳をまとめる

常備薬

お薬手帳

健康保険証などの情報

かかりつけ医の連絡先

これらを持ち出しやすい場所へ置きます。
薬を冷蔵保存している場合は、停電時の保管方法を平常時に医療機関や薬剤師へ確認しておきます。

眼鏡・補聴器・介護用品を確認する

眼鏡

補聴器

補聴器の電池

歩行器

介護用おむつ

吸引器や医療機器

これらも確認します。
停電した暗い室内で、眼鏡や杖を探すのは危険です。

普段使う物と予備を、すぐ手が届く場所へ置きます。

早めに移動を判断する

高齢者、持病がある人、乳幼児、妊娠中の人、障害がある人などは、避難に時間がかかる場合があります。
気象庁の警戒レベル3に相当する情報は、高齢者などが危険な場所から避難する段階の目安です。

夜になってから移動するよりも、明るいうちに移動した方が安全な場合があります。
ただし、道路が冠水し始めている場合や、すでに暴風になっている場合は、外へ出ることが危険です。

自治体の避難情報を優先してください。

家族だけで対応できない場合は早めに相談する

重い物を移動できない。

階段で避難できない。

車いすの移動が必要。

医療機器の電源が必要。

このような場合は、親族、近隣、自治体、支援機関などへ早めに相談します。
台風が接近してから急に連絡しても、支援する側が移動できない可能性があります。

第9章|台風接近後にやってはいけないこと

雨風が強くなった後は、屋外の物を守るために外へ出てはいけません。

屋根へ上らない

屋根瓦、アンテナ、雨どいが気になっても、台風接近中に屋根へ上ってはいけません。

濡れた屋根は滑りやすく、強風で体勢を崩す危険があります。

川・用水路・側溝を見に行かない

川や用水路の水位が気になっても、近づかないでください。

道路と水路の境目が見えなくなる場合があります。

側溝のふたが外れている可能性もあります。

飛ばされた物を取りに出ない

ごみ箱、植木鉢、サンダル、シートなどが飛ばされても、取りに行かないでください。

飛来物や転倒、倒木、切れた電線による事故につながります。

窓の外側を補強しない

雨戸が閉まらない。

サンシェードが外れかかっている。

窓の外に物がある。

このような状況でも、暴風中に外側から補強しようとしないでください。
窓から離れた安全な部屋へ移動します。

冠水した道路へ車で入らない

道路の水深は、車内から正確に判断できません。
国土交通省は、自動車は深い水の中を走行する設計ではなく、冠水した道路へ安易に進入しないよう呼びかけています。

見た目には浅く見えても、道路が陥没していたり、流れが強かったりする場合があります。

切れた電線へ近づかない

切れた電線や、電線に接触している木、フェンス、車などへ近づかないでください。
電線が地面へ落ちている場合は、周囲の人へ知らせ、電力会社や消防などへ連絡します。

自分で動かそうとしてはいけません。

避難情報が出ているのに片付けを続けない

片付けが途中でも、自治体から避難指示が出た場合は避難を優先します。
警戒レベル4は、危険な場所から全員が避難する段階です。

物を守るために避難が遅れることがないようにしてください。

台風接近後に避けるべき危険な行動をまとめた図解。
強風や大雨の中で外出しないこと、増水した川や用水路、海へ近づかないこと、倒れた電柱や垂れ下がった電線へ近づかないことを示している。
屋根や窓の周囲を無理に確認しないこと、浸水した道路を歩いたり車で進んだりしないことも注意点として説明している。
停電後は、安全を確認せずにブレーカーを戻さないこと、ガス機器に異常や臭いがある場合は使用を再開しないことを案内している。
また、うわさやSNSの未確認情報を信じず、自治体、気象庁、電力会社などの公式情報を確認することを示している。
台風通過直後もすぐに外へ出ず、気象情報の回復、自治体からの案内、周囲の安全確認を待ってから行動することが大切であるとまとめている。

第10章|台風通過後に確認すること

雨や風が弱まっても、すぐに屋外へ出ないでください。

台風が通過したように見えても、吹き返しの風が強くなる場合があります。

気象情報で安全を確認する

台風の位置。

警報や危険警報。

洪水や土砂災害の危険度。

河川の水位。

避難情報。

これらを確認してから行動します。
雨が止んでも、河川の水位や土砂災害の危険度が高い状態が続くことがあります。

切れた電線や倒木へ近づかない

切れた電線。

倒木。

傾いた電柱。

割れたガラス。

壊れた看板。

屋根や外壁からの落下物。

これらへ近づかないでください。
暗い時間帯は状況が分かりにくいため、緊急性がなければ明るくなってから確認します。

浸水した家電へ通電しない

水にぬれた家電。

倒れた家電。

コードが傷んだ家電。

電源プラグが変形した家電。

焦げた臭いがする家電。

これらへすぐに通電してはいけません。
外見が乾いていても、内部に水分が残っている可能性があります。

メーカー、販売店、電気工事業者などへ相談してください。

家電は一台ずつ確認する

停電から復旧した後は、すべての家電を一度に動かさないようにします。
電気ストーブ、電気こんろ、アイロンなど、発熱する家電の電源が切れているか確認します。

安全を確認した家電から一台ずつ通電します。

異音

異臭

火花

異常な発熱

このような異常がある場合は、すぐに使用を中止してください。
経済産業省は、災害時の電気火災を防ぐため、避難時に余裕があればブレーカーを切ることや、復電前に安全を確認することの重要性を案内しています。

被害状況を写真で記録する

片付けや修理を始める前に、安全な場所から被害状況を撮影します。

建物全体。

被害を受けた部屋。

浸水した高さ。

壊れた窓。

倒れた庭用品。

家電の損傷。

これらを撮影します。
写真は、保険請求や罹災証明書などの手続きで役立つ場合があります。

ただし、撮影のために危険な場所へ入ってはいけません。

第11章|台風前の家の備えチェックリスト

48時間前の確認

台風の進路と雨量予測を確認した。

自治体の防災情報を受け取れる。

ハザードマップを確認した。

避難先を複数確認した。

家族の連絡方法を決めた。

高齢者や離れて暮らす家族へ連絡した。

常備薬とお薬手帳を確認した。

飲料水と食品を確認した。

簡易トイレの在庫を確認した。

スマートフォンと電源機器の充電を始めた。

24時間前の確認

ベランダの植木鉢を移動した。

物干し竿を取り外した。

ハンガーや洗濯用品を室内へ入れた。

サンシェード、すだれ、よしずを外した。

庭の椅子、テーブル、園芸用品を移動した。

自転車を安全な場所へ移動した。

ベランダの避難ハッチを空けた。

側溝と排水口を掃除した。

雨どいを地上から確認した。

窓、雨戸、シャッターの動作を確認した。

6時間前の確認

窓と鍵を閉めた。

雨戸やシャッターを閉めた。

カーテンやブラインドを閉めた。

窓際から家具や寝具を離した。

靴や厚手のスリッパを室内へ用意した。

スマートフォンを満充電に近づけた。

ポータブル電源とモバイルバッテリーを確認した。

冷凍ペットボトルと保冷剤を準備した。

冷蔵庫の中を整理した。

飲料水と生活用水を分けた。

懐中電灯と持ち出し袋を手元へ置いた。

子どもや高齢者が安全な部屋で過ごせるようにした。

台風が接近する前に自宅で確認したい備えを、10項目に分けてまとめたチェックリスト図解。
気象庁や自治体の情報確認、家族との連絡方法、ベランダや庭の片付け、側溝・排水口・雨どいの点検、窓・雨戸・シャッターの確認を示している。
停電への備えとして、ポータブル電源、モバイルバッテリー、乾電池、ランタン、懐中電灯、防災ラジオの充電や動作確認を案内している。
断水対策では、飲料水、生活用水、簡易トイレ、トイレ用の水を準備し、浴槽へ水をためる場合は子どもの転落や溺水を防ぐ対策が必要であることを示している。
保存食、カセットコンロ、紙皿、ラップ、常備薬、救急用品、生理用品、介護用品などの日用品も確認する内容をまとめている。
冷蔵庫や冷凍庫は開閉回数を減らし、保冷剤、冷凍ペットボトル、クーラーボックス、保冷バッグを準備するよう説明している。
子ども、高齢者、持病がある人については、薬、お薬手帳、眼鏡、補聴器、介護用品を確認し、家族で体調管理や避難方法を共有することを示している。
そのほか、車の燃料、避難場所、重要な連絡先、持ち出し袋、少額の現金を確認する内容も含まれている。
強風や大雨の中で外出や屋外作業をしないこと、川や海などの危険な場所へ近づかないこと、倒れた電柱や垂れ下がった電線へ近づかないこと、停電後に安全を確認せずブレーカーを戻さないことを注意点として示している。
台風対策は「まだ大丈夫」と先延ばしにせず、雨や風が強くなる前に家族で一つずつ確認することが大切であるとまとめている。

まとめ|台風対策は48時間前から順番を決めて行う

台風への備えは、雨や風が強くなってから始めるものではありません。

48時間前には、気象情報、ハザードマップ、避難先、家族の連絡方法を確認します。
電源、飲料水、食品、薬、簡易トイレなども、この段階で確認してください。

24時間前には、ベランダや庭の片付けを行います。
植木鉢、物干し竿、ハンガー、ごみ箱、園芸用品、サンシェードなど、飛ばされる可能性がある物を室内や物置へ移します。
側溝や排水口も、雨が降る前に掃除します。

6時間前には、窓、雨戸、シャッターを閉め、カーテンやブラインドを下ろします。
停電と断水に備え、電源機器、保冷剤、冷凍ペットボトル、生活用水、簡易トイレを使える状態にします。
養生テープを貼っただけで、窓ガラスが割れなくなるわけではありません。
屋外の飛来物を減らし、雨戸やシャッターを使用し、窓から離れて過ごすことを優先してください。

車を使えば必ず安全に避難できるわけでもありません。
道路が冠水する前に移動し、冠水した道路へ安易に進入しないことが大切です。

避難所へ行っても、必ず冷房、電源、水が使えるとは限りません。
親族宅や知人宅なども含め、安全な避難先を複数考えておきましょう。

高齢者、持病がある人、乳幼児など、移動に時間がかかる人がいる家庭では、早めの判断が必要です。
雨や風が強くなった後は、屋根、側溝、川、用水路を見に行かないでください。
飛ばされた物を取りに外へ出ることも避けます。

台風通過後も、吹き返し、切れた電線、倒木、割れたガラス、浸水した家電へ注意してください。
被害がある場合は、安全を確保してから写真で記録します。

台風対策で最も重要なのは、特別な防災用品を大量に購入することではありません。

自宅の危険を確認すること。

準備する順番を決めること。

家族と連絡方法を共有すること。

早めに片付けと充電を終わらせること。

危険が迫る前に避難を判断すること。

これらを平常時から確認しておくことが、台風接近時の慌てた行動を減らします。


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簡易トイレ、保存水、生活用水などの備えも、台風が接近する前に確認しておきましょう。


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台風前の備えでは、ポータブル電源やモバイルバッテリーだけでなく、LEDランタン、コードレス扇風機、簡易トイレ、保存水、クーラーボックス、ポータブル冷蔵庫、防水バッグなどを組み合わせて準備することが大切です。

ただし、すべての商品を一度に購入する必要はありません。
まずは、自宅の立地、住宅の種類、家族構成、避難に時間がかかる人の有無を確認してください。

ポータブル電源を選ぶ場合は、容量Whだけでなく、定格出力W、充電時間、重量、使用できる温度範囲、接続できる端子を確認します。
簡易トイレや保存水は、使用回数や容量だけでなく、保存期間、保管場所、家族が使い方を理解しているかも重要です。

サンシェード、すだれ、屋外用品などは、強風や台風が予想される場合に早めに取り外せる商品や設置方法を選んでください。
商品の価格、容量、性能、付属品、保存期間、在庫、ポイント還元は、販売店や購入時期によって異なります。

購入前には、メーカー公式情報と販売ページの最新内容を確認してください。

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