【台風接近前に買っておきたい物】水・食料・電池・保冷用品の最終チェック

台風の接近を知らせるニュースを見ると、「何か買っておかなければ」と焦ってしまうことがあります。
水やパン、カップ麺、乾電池などが売り切れている映像を見ると、自宅の備えが足りているのか不安になる方も多いのではないでしょうか。

しかし、台風前の備えで大切なのは、特別な防災用品を一度に大量購入することではありません。
普段使っている水や食品、日用品の在庫を確認し、足りない分だけを少し補充することが基本です。

必要以上に買い込むと、保管場所を圧迫するだけでなく、食品や電池の期限を管理しきれず、使わないまま廃棄する原因にもなります。
台風は地震と違い、数日前から進路や接近時期を確認できる場合があります。

予報が出た段階で家の中を点検し、普段の買い物の延長で少しずつ準備すれば、直前の混雑や品切れに巻き込まれにくくなります。

私は宮城県仙台市を中心に、理感整骨院、出張整体トラスト、暮らしサポートを運営している柔道整復師です。
暮らしサポートでは、高齢者の生活支援、家具の移動、防災用品の設置や動作確認なども行っています。

また、私自身も残暑の厳しい時期に、交通事故の影響による約6時間の停電を経験しました。
そのときは、1000Wh級のポータブル電源を使用し、冷蔵庫、コードレス扇風機、Wi-Fiルーターなどを動かしました。

この経験から感じたのは、停電が起きてから慌てて道具を探すのではなく、普段から在庫と機器の状態を確認しておくことの大切さです。
この記事では、台風接近前に確認したい物を、水、食料、電池と充電、保冷用品、衛生用品に分けて解説します。

不安から大量に買い込むのではなく、家族に必要な物を確認し、不足分だけを無理なく追加するための参考にしてください。

目次

第1章|最初に自宅の在庫を確認する

台風の予報を見たとき、最初に行いたいのは買い物ではなく、自宅にある物の確認です。

在庫を把握せずに買い物へ行くと、すでに十分ある物を追加で購入したり、本当に足りない物を買い忘れたりすることがあります。

買い物前の確認が無駄を減らす

例えば、食品庫の奥に缶詰やレトルト食品が十分に残っているにもかかわらず、カップ麺ばかりを追加してしまうことがあります。
反対に、食料は十分にあっても、簡易トイレの回数が不足していたり、懐中電灯に合う乾電池がなかったりする場合もあります。

防災用品は水や食料だけではありません。

停電したときに使う照明。

スマートフォンの充電。

冷蔵庫や食品を守る保冷用品。

断水した場合のトイレ。

普段服用している薬。

こうした物を含めて確認する必要があります。
まずは、自宅に何があるのかを見てから、買い物リストを作りましょう。

保管場所ごとに確認する

備蓄品や日用品は、一か所にまとめられているとは限りません。

キッチン。

食品庫。

押し入れ。

納戸。

寝室。

玄関の非常持ち出し袋。

車の中。

こうした場所に分かれていることがあります。
スマートフォンで写真を撮ったり、簡単なメモを作ったりすると確認しやすくなります。

水は2リットルが何本あるのか。

500ミリリットルが何本あるのか。

缶詰やレトルト食品は何食分あるのか。

乾電池は何サイズが何本あるのか。

保冷剤は凍っているのか。

モバイルバッテリーは充電されているのか。

細かく管理表を作らなくても、まずは大まかな数を把握するだけで十分です。

家族人数と日数から不足分を考える

備蓄は、家族人数と備える日数によって必要量が変わります。

一般的には、最低3日分、できれば7日分を考えます。
4人家族であれば、1人分の必要量を4人分へ置き換えて計算します。

ただし、最初から7日分すべてを新しく購入する必要はありません。
すでに自宅にある水や食品を数え、目標量との差だけを買い足します。

普段使っている物も備蓄に含めて考えることで、特別な非常食だけを大量に買う必要がなくなります。
台風前の買い物は、「ゼロからそろえる」のではなく、「今ある物へ不足分を加える」という考え方が大切です。

台風接近前の買い物前に、自宅にある備蓄品を確認するためのチェックリスト図解。
飲料水は家族人数と備蓄日数に対して足りているか、2リットルと500ミリリットルの残数、開封済みの水、賞味期限を確認する。
食料はそのまま食べられる物、主食・おかず・補食のバランス、家族が食べ慣れている物、賞味期限切れの有無を確認する。
電池と充電機器は、乾電池のサイズと本数、モバイルバッテリーの残量、充電ケーブルの有無、ライトやラジオの動作を確認する。
保冷用品は、保冷剤が凍っているか、クーラーボックスの状態、氷や冷却用タオルの準備を確認する。
衛生用品は、簡易トイレの残数、ウェットティッシュ、手指消毒用品、ごみ袋や防臭袋を確認する。
家族ごとの備えとして、常備薬、お薬手帳、乳幼児用品、介護用品、ペット用品も確認する。
買い足すときは、重複購入を避け、不足分をメモし、持ち運べる量を考え、日常使いできる物を優先することを案内している。

第2章|飲料水は普段使う物を少し多めに買う

災害時に優先したい備蓄の一つが飲料水です。

台風による停電や浸水、設備の被害によって断水する可能性もあります。

飲料・調理用水は1人1日約3リットルが目安

飲料と調理に使う水は、1人1日約3リットルが一つの目安です。

3日分なら1人9リットル。

7日分なら1人21リットルです。

4人家族では、3日分で36リットル、7日分では84リットルになります。

ただし、必要量は気温、年齢、体格、活動量、服薬状況などによって変わります。
暑い時期や汗をかきやすい環境では、少し余裕を持たせた方が安心です。

家族人数別の詳しい計算方法は、【災害用の水は何リットル必要?】家族人数別の3日分・7日分と保存・運び方を徹底解説でも紹介しています。

2リットルと500ミリリットルを使い分ける

水を備えるときは、2リットルのペットボトルだけでなく、500ミリリットルも組み合わせると使いやすくなります。

2リットルは、調理や家族で分けて使う場合に向いています。

一方、500ミリリットルは、家族一人ひとりへ配りやすく、避難時にも持ち運びやすいサイズです。

断水時はコップや食器を洗えないことがあります。
500ミリリットルであれば、そのまま飲めるため衛生面でも扱いやすくなります。

すべてを同じサイズで備えるのではなく、用途に合わせて分けておくと便利です。

普段飲んでいる水をローリングストックする

長期保存水は、交換回数を減らせる点がメリットです。

ただし、家庭の飲料水をすべて高価な長期保存水へ置き換える必要はありません。
普段飲んでいるミネラルウォーターを少し多めに購入し、古い物から使って、使った分を買い足す方法もあります。

日常的に消費する水であれば、期限切れになりにくく、家族も飲み慣れています。
いつもの買い物で1ケース多めに買うなど、無理のない範囲で続けましょう。

生活用水も確認する

飲料水とは別に、生活用水も必要です。

手洗い。

身体を拭く。

掃除。

食器まわり。

トイレ。

こうした用途へ使う水です。
台風の接近前に、給水袋やポリタンクを確認しておくと安心です。

浴槽へ水をためる方法もありますが、長期間くみ置いた水や残り湯を、飲料や調理へ使うことは避けてください。
また、排水設備が壊れている可能性がある場合は、水が出てもトイレへ大量に流さない方がよいことがあります。

自治体や管理会社からの情報を確認してください。

家族人数別に、飲料水の3日分と7日分の必要量をまとめた確認表。
飲料水は1人1日3リットルを目安とし、1人では3日分9リットル、7日分21リットル。
2人では3日分18リットル、7日分42リットル。
3人では3日分27リットル、7日分63リットル。
4人では3日分36リットル、7日分84リットル。
5人では3日分45リットル、7日分105リットルになる目安を示している。
2リットルのペットボトルへ換算した場合は、1人で3日分5本、7日分11本、2人で9本と21本、3人で14本と32本、4人で18本と42本、5人で23本と53本が目安となる。
飲料水と生活用水は分けて考えること、500ミリリットルは持ち出し用、2リットルは在宅用に使いやすいこと、賞味期限と保管場所も確認することを案内している。
必要量は年齢、体格、気温、活動量、服薬状況などによって変わるため、家庭の状況に合わせて調整する必要がある。

第3章|食料は調理不要食品を優先する

台風によって停電や断水が起きると、電子レンジ、IHクッキングヒーター、冷蔵庫などが使えなくなることがあります。

そのため、台風前に追加する食料は、開封してそのまま食べられる物を中心に考えます。

開けてすぐ食べられる物を準備する

調理不要食品としては、次のような物があります。

缶詰。

保存パン。

クラッカー。

シリアル。

ゼリー飲料。

栄養補助食品。

果物の缶詰。

そのまま食べられるレトルト食品。

常温保存できる飲料。

こうした食品は、水やガスを使わずに食べられます。
停電中に火を使わなくてよい点もメリットです。

ただし、乾燥した食品へ偏ると、のどが渇きやすくなります。
水分を含む食品や飲料も組み合わせましょう。

カップ麺やアルファ米だけに偏らない

カップ麺やアルファ米は、保存しやすく便利な防災食です。

一方で、食べるために水やお湯が必要になります。
家族全員が毎食お湯を使う食品を食べると、調理用の飲料水とカセットガスを多く消費します。

アルファ米や即席食品を備える場合も、そのまま食べられる食品と組み合わせることが重要です。

温めて食べる物。

水だけで作れる物。

開けてそのまま食べる物。

調理方法を分散しておくと、ライフラインの状況へ対応しやすくなります。

普段食べている食品を少し増やす

台風前に追加する食品は、普段から家族が食べている物がおすすめです。

レトルトカレー。

パスタソース。

缶詰。

スープ。

シリアル。

パックご飯。

お菓子。

食べ慣れた食品であれば、災害時にも受け入れやすくなります。
賞味期限が近づいたら日常の食事へ取り入れ、食べた分を補充します。

必要食数や主食・主菜・副菜の組み合わせは、【災害用の食料は何食必要?】家族人数別の3日分・7日分とローリングストックを徹底解説で詳しく紹介しています。

家族ごとの専用食品を忘れない

乳幼児、高齢者、食物アレルギーがある人、持病による食事制限がある人は、一般的な食品だけでは対応できない場合があります。

液体ミルクや粉ミルク。

離乳食。

やわらかい介護食。

アレルギー対応食品。

服薬時に必要な飲料や食品。

こうした物は、他の家庭と同じ備蓄では代用できません。
避難所の支援物資が、家族の事情へすぐ対応できるとは限りません。

普段から本人が安全に食べられる物を、少し多めに準備してください。

台風接近前に追加しやすい食品をまとめた図解。
常温で保存しやすい食品として、パックご飯、レトルト食品、缶詰、カップ麺、乾麺、即席スープ、栄養補助食品、お菓子、ゼリー飲料などを分類して紹介している。
加熱不要で食べやすい物、少ない水で調理できる物、家族の好みに合わせて追加しやすい物を分かりやすく整理した内容。
日常の買い足し感覚で備えやすい食品の例がひと目で分かる図解。

第4章|乾電池と充電機器を確認する

台風による強風や落雷で停電が発生すると、懐中電灯、ランタン、ラジオ、スマートフォンなどが重要になります。

電池を買う前に、使用する機器と必要な種類を確認しましょう。

乾電池のサイズと本数を確認する

乾電池には、単1、単2、単3、単4などがあります。
買い置きがあっても、機器に合うサイズがなければ使用できません。

懐中電灯。

LEDランタン。

携帯ラジオ。

電池式扇風機。

それぞれに必要な電池の種類と本数を確認します。
電池の使用推奨期限も見ておきましょう。

長期間入れたままにすると液漏れすることがあるため、普段使っていない機器も定期的に点検してください。

台風前に充電を済ませる

台風の接近が予想される場合は、充電式機器を早めに充電します。

スマートフォン。

モバイルバッテリー。

コードレス扇風機。

ポータブル電源。

充電式ライト。

タブレット。

家族が使用する機器を順番に確認しましょう。
充電ケーブルやACアダプターも、一か所へまとめておくと探しやすくなります。

停電して暗くなってからでは、必要なケーブルを探すだけでも大変です。

ポータブル電源は使う機器を決めておく

ポータブル電源がある家庭では、停電時に何を優先して動かすか決めておきます。

冷蔵庫。

扇風機。

スマートフォン。

Wi-Fiルーター。

照明。

これらは優先度が高い機器です。
一方、電子レンジ、電気ケトル、炊飯器、ドライヤーなどは消費電力が大きく、短時間でも多くの電力を使います。

ポータブル電源の容量、定格出力、使用機器の消費電力を確認し、どれくらい動かせるか平常時に試しておきましょう。
家族人数や使用目的に合わせた選び方は、防災用ポータブル電源の選び方|家族構成別に必要な容量を解説も参考になります。

台風前日に確認したい充電機器と停電対策用品をまとめた図解。
スマートフォンと携帯電話は満充電に近づけ、家族の連絡手段と充電ケーブルを確認する。
モバイルバッテリーは残量を確認して充電し、使用する機器とケーブルの組み合わせも確認する。
照明と情報収集用品として、LEDランタン、懐中電灯、充電式ライト、防災ラジオの電池や充電状態を点検する。
停電対策の電源として、ポータブル電源、コードレス扇風機、充電池、予備の乾電池を準備する。
ケーブルと充電器は使う場所ごとにまとめ、家族で連絡方法や機器の使い方を共有する。
車を使用する場合は、シガーソケットやUSBによる車載充電が正常に使えるか確認する。
停電後は充電できない可能性があるため、台風が接近する前に充電を済ませること、乾電池式の機器もあわせて確認することを案内している。
製品ごとに容量や使用可能時間が異なるため、取扱説明書を確認し、余裕を持って準備する必要がある。

第5章|冷蔵庫と保冷用品を準備する

台風による停電へ備えるには、冷蔵庫と冷凍庫の中を確認し、保冷剤やクーラーボックスを使える状態にしておきます。

冷凍庫へ保冷剤を入れる

冷凍庫に保冷剤や凍らせた飲料があれば、停電時の冷却源になります。
空きが多い冷凍庫は、凍結可能な容器や保冷剤で適度に空間を埋めると、停電時の温度変化を抑えやすくなります。

ただし、ペットボトルを凍らせる場合は、凍結できる容器か確認し、膨張による破損を防ぐため満水にしないでください。
反対に冷蔵室は、冷気が循環できるよう、詰め込みすぎない方がよい場合があります。

台風前には、期限が近い食品や食べ切れない物を確認し、冷蔵庫内を整理しておきましょう。

クーラーボックスを取り出しておく

クーラーボックスや保冷バッグを物置の奥へしまっている場合は、台風の前に取り出します。
停電が長引いた場合、傷みやすい食品を移すために使えます。

保冷剤。

氷。

凍らせた飲料。

食品用の袋。

庫内温度計。

必要な物を一緒に準備しておくと、停電時に慌てずに済みます。
少年野球や屋外活動で使っているクーラーボックスや保冷剤も、防災用品として活用できます。

保冷剤の使い分けについては、【少年野球のクーラーボックスに最適な保冷剤は?】氷・ペットボトル氷・アイスコンテナとの違いを比較も参考になります。

停電したら冷蔵庫をむやみに開けない

停電すると、冷蔵庫の中が心配になり、何度も扉を開けたくなります。
しかし、扉を開けるたびに冷気が逃げ、庫内温度が上がりやすくなります。

停電直後は、復旧情報を確認しながら、必要以上に開けないことが基本です。
どうしても食品を取り出す場合は、あらかじめ何を出すか決め、短時間で開閉します。

冷蔵庫がどれくらい保冷できるかは、機種、外気温、中身の量、停電前の温度、開閉回数によって変わります。
「何時間なら必ず安全」と一律に判断しないでください。

長時間停電が続く場合は、生肉、魚、乳製品、作り置き料理など、傷みやすい食品からクーラーボックスへ移します。
保冷状態が分からない食品や、少しでも不安がある食品は、無理に食べないことも大切です。

停電前に行う冷蔵庫と冷凍庫の準備をまとめた図解。
冷蔵庫は賞味期限が近い食品から使い、不要な食品を整理し、庫内を7割程度にして冷気が循環しやすい状態にする。
冷凍庫は飲料水や保冷剤、食材を凍らせ、できるだけ隙間を少なくすることで、停電時の保冷効果を高める。
台風接近前は冷蔵庫と冷凍庫の温度設定を見直し、ドアパッキンの汚れや隙間も確認する。
停電中は扉をむやみに開けず、必要な物をまとめて短時間で取り出すルールを家族で共有する。
停電が長引いた場合に備えて、保冷剤、氷、クーラーボックス、冷却用タオル、アルミシートなどを取り出しやすい場所へ準備する。
冷蔵室は扉を閉めた状態で約4時間、冷凍庫は中身が十分に入った状態で約48時間が一つの目安として示されているが、実際の保冷時間は機種、外気温、庫内の量、設定、開閉回数によって変わる。
肉、魚、乳製品、生もの、惣菜、カット野菜、果物などは傷みやすいため、停電が長引く場合は状態を確認し、無理に食べない判断も必要である。

第6章|衛生用品と簡易トイレを追加する

台風による停電や浸水で断水すると、トイレ、手洗い、入浴などが難しくなります。

食料や水に比べて後回しになりやすい部分ですが、衛生用品も重要な備えです。

普段使う衛生用品を少し多めにする

断水時には、次のような物が役立ちます。

ウェットティッシュ。

大判の身体拭きシート。

ドライシャンプー。

手指消毒用品。

使い捨て手袋。

口腔ケア用品。

トイレットペーパー。

生理用品。

おむつ。

普段使っている物を、いつもより少し早めに補充しておくだけでも備えになります。
特別な防災用商品だけでそろえるのではなく、家族が普段使い慣れている物を中心にしてください。

簡易トイレは家族人数から計算する

断水すると、水洗トイレが使えなくなります。
また、水道が使える状態でも、排水設備に被害がある場合は、トイレへ水を流せないことがあります。

そのため、便器へ取り付ける処理袋、凝固剤、防臭袋を用意しておきます。
必要回数は、家族人数、1日の使用回数、備える日数で考えます。

4人家族が1人1日5回、7日間使用する場合は、140回分が一つの計算例になります。

ただし、回数には個人差があります。
少量のセットだけで十分と考えず、自宅の人数に合わせて確認してください。

詳しい計算方法や使用方法は、【簡易トイレは何回分必要?】家族人数別の備蓄数・使い方・防臭・処分方法を徹底解説で紹介しています。

夏は使用後の防臭も考える

気温が高い時期は、使用済み簡易トイレや生ごみのにおいが強くなりやすくなります。
凝固剤だけでなく、防臭性のある袋や、ふた付きの保管容器も用意すると管理しやすくなります。

災害時のごみの出し方や保管方法は、自治体の案内に従ってください。
停電、断水、猛暑が同時に重なった場合の備えは、【夏の防災で追加したい物】停電・断水・熱中症を同時に考える備蓄でも詳しくまとめています。

断水時に備えて確認したい衛生用品をまとめたチェックリスト図解。
簡易トイレは、家族人数と使用回数に合う数の凝固剤、汚物袋、防臭袋を準備し、設置場所と使い方を家族で共有する。
手指や身体の清潔を保つ用品として、大判のウェットティッシュ、手指消毒ジェル、ドライシャンプー、身体拭きシート、少量の水で使えるハンドソープ、使い捨てタオルなどを紹介している。
ごみとにおい対策として、大小のごみ袋、防臭袋、生ごみ用消臭剤、ふた付きごみ箱や密閉容器を準備する。
口腔ケア用品として、歯ブラシ、歯磨きシート、マウスウォッシュ、デンタルフロス、歯間ブラシなどを示している。
そのほか、使い捨てマスク、ゴム手袋、使い捨てエプロン、消毒液、絆創膏、生理用品、おむつ、おしり拭きなど、家族の状況に合わせた衛生用品も確認する。
水が使えないときは、ウェットティッシュで汚れを拭き取り、少量の水を工夫して使い、室内の換気も行う。
簡易トイレの設置場所、ごみの保管場所、衛生用品の保管場所を家族で決め、使用期限を定期的に確認しながらローリングストックすることを案内している。

第7章|売り切れや混雑を避けて早めに動く

台風が接近すると、水、パン、乾電池、カセットガスなどが品薄になることがあります。

だからといって、必要以上に大量購入する必要はありません。

予報が出た段階で不足分を補う

台風の進路予報が出たら、最初に在庫を確認します。
その時点で不足している物だけを、混雑する前に購入します。

必要量が分かっていれば、周囲の雰囲気に流されて買いすぎることもありません。
仕事帰りや台風直前の混雑した時間帯を避け、天候が穏やかなうちに動きましょう。

ただし、予報が出たからといって、必ず自分の地域へ大きな被害が出るとは限りません。
購入した物を無駄にしないためにも、普段から使える食品や日用品を中心に選ぶことが大切です。

重い物を一度に運ばない

飲料水は1リットルで約1キログラムあります。
2リットルのペットボトル6本入りケースは、水だけでも約12キログラムです。

一度に複数ケースを運ぶと、腰、肩、膝へ負担がかかります。

買い物を数回に分ける。

ネット通販を利用する。

家族で分担する。

キャリーカートを使う。

身体へ無理をかけない方法を選んでください。
特に高齢者や腰痛がある人は、台風直前に慌てて重い物を運ばないことが大切です。

買い物と家の外の対策を並行する

不足分の買い物が終わったら、家の外も確認します。

植木鉢。

物干し竿。

傘立て。

ごみ箱。

園芸用品。

自転車。

風で飛びそうな物は、風雨が強まる前に室内へ移すか、固定してください。
排水口の落ち葉やごみも取り除きます。

窓や雨戸の状態。

避難場所。

ハザードマップ。

車の燃料。

こうした項目も確認しましょう。
時間ごとの詳しい備えは、【台風前に家でやること】窓・ベランダ・庭・停電・断水を48時間前から備えるチェックリストも参考になります。

また、実際の停電で困ったことや役立った備えは、【体験談】停電6時間で本当に困ったことは?我が家が見直した防災対策と役立った備えで紹介しています。

台風接近前に確認したい備えを、水、食料、電池と充電、保冷用品、冷蔵庫と冷凍庫、衛生用品、情報と家族連絡に分けてまとめた最終チェックリスト図解。
水は、家族人数分の飲料水、生活用水、給水タンクやポリタンクを確認する。
食料は、そのまま食べられる食品を追加し、主食、おかず、補食のバランスと、家族に合う食品を見直す。
電池、照明、充電機器は、乾電池の在庫、モバイルバッテリーの充電、ライトやランタンの点灯状態を確認する。
保冷用品は、保冷剤を凍らせ、凍結ペットボトルを用意し、クーラーボックスをすぐ使える状態にする。
冷蔵庫と冷凍庫は、よく使う食品をまとめ、扉の開閉回数を減らす準備と、停電時の使い方を家族で共有する。
衛生用品は、簡易トイレの数、ウェットティッシュ、ごみ袋、防臭袋などを確認する。
情報と家族連絡では、気象情報の確認方法、家族との連絡方法、避難先、非常持ち出し品を確認する。
雨や風が強くなる前に、無理のない範囲で早めに準備を終えることを案内している。

まとめ|普段の買い物へ少しだけ備蓄を加える

台風接近前の備えは、高価な防災用品を一度に買いそろえることではありません。
まず自宅の在庫を確認し、家族人数と備える日数を考え、不足している物だけを補充します。

水は2リットルと500ミリリットルを組み合わせる。

食料は調理不要食品と、普段食べている食品を少し多めに用意する。

乾電池はサイズと期限を確認する。

スマートフォン、モバイルバッテリー、コードレス扇風機、ポータブル電源を充電する。

保冷剤を凍らせ、クーラーボックスを取り出す。

簡易トイレと衛生用品の数を確認する。

一つひとつは、特別に難しい準備ではありません。
いつもの買い物や家事の中へ、少しだけ防災の視点を加えることで、台風前の慌ただしさを減らせます。

不安から大量に買い込むのではなく、普段から使う物を少し多めに持ち、古い物から使って補充することが、無理なく続けられる備蓄につながります。
台風の進路や被害の可能性は、その都度変わります。

買い物を済ませた後も、気象庁、自治体、交通機関、電力会社などから発表される最新情報を確認してください。
避難情報が出た場合や、自宅周辺に浸水、土砂災害、暴風の危険がある場合は、買い物や荷物の整理よりも避難を優先してください。

記事内で紹介したポータブル電源、保冷用品、簡易トイレなどは、商品によって容量、稼働時間、保存期間、付属品、使用方法が異なります。
価格や在庫、商品仕様も変更される場合があります。

購入や使用の前には、メーカー公式情報、取扱説明書、販売ページの最新内容をご確認ください。


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